雪原の中の、小さな祠の神社。
石でできた鳥居には、細いしめ縄がちょうちょ結びに結ばれている。
狛犬の代わりに2羽のうさぎ。
祠のそばには大きな大きな欅の木。
今日は晴れたり雪が降ったりの日。
お詣りにくる人もほとんどいない。
うさぎたちは目配せをして、石の体から、白いふさふさのやわらかい毛をした体になって、欅の木の根元の小さな穴に入っていった。
ふしぎに穴の中は広くなっていて、
外から見たらふつうの木のようすなのに、中からは景色がガラスの向こうのように、外が透けて見えている。
ひなあられみたいな、淡くカラフルなまるいぼんぼりたちが浮かぶ中で、
先にきていたりすといたちが、小さな七輪で、お団子を焼いて食べている。
あんは、小豆とうぐいすとみたらしの3種類。
小さなお皿に並んでいる。
「ぼくたちはおぜんざいを食べようかな。」
木のテーブルに、お餅とお団子の入ったおぜんざい二椀と、急須とお茶の入った小さな湯呑みたちがあらわれる。
「黒豆茶は落ち着く味だね。」
湯気を立てながらお茶を飲むうさぎたち。
「あっ、また雪が降ってきた。」
さっきまで青空が見えていたのに、また雪がたくさん降り出して、ぼんぼりの水玉の向こうに、外の景色の雪が細かい水玉模様を作っている。
「きれいだね。」
そう言いながら、あたたかいおぜんざいをすするのでした。
思い出小箱[晴れたり雪が降ったりの日に]を材料に。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください