お酒が入っているから支離滅裂だと思う。
楽しかった。その人と帰り道ずっと一緒だった。
もちろん、何もない健全な関係。
お天道様になんの申開きも必要ない。
ずーっと話して、ずーっと一緒だった。
お酒のテンションで、手を貸して?と言った。
普通に手を握って、手をマッサージして、私が好きな事を話してた。
その人はお酒も回って何も覚えて無いのかもしれない。相槌だけ打ちながら、リラックスしてる風だった。
もしこれが異性の友達同士なら、
これが婚活パーティーで出会った者同士なら、
これが友達から始めましょうの、付き合いたてのカップルなら、
お前ら、付き合えよ!!!
そんな感じだった。
穏やかで、優しい。
お互いが先を望まないから、優しく存在する世界なのは、薄々感じていた。
帰りたくない、もっと一緒にいたい、そんな風に言ったら、嫌悪されて破綻するか、泥沼化して破綻してたと思う。
一言だけ、一駅って短いね、あっという間だね、そう私は零した。
その人は何も考えていないのか、それに応えたらダメだとわかっていたのか、目を閉じて何も言わなかった。
優しく、手をマッサージしながら、その人にねぎらっていたら、別れ際に一言だけ穏やかに「お母さんみたいだね」そうその人は呟いた。
私は、ただ笑って手を離して、その人を見送った。
それで良い。何も望まなければ、全ては美しい。これでいい。
普通の恋愛なら、たぶん友として、私の相談を受けていたら。
酔ったふりして、その人についていけ、なし崩し的に進めろ、馬鹿!!ってたぶん憤慨してると思う。
そこまで行ってて、先に進まないってお前らどんだけかよ、って呆れてたと思う。
普通に進めて良い恋ならね。
違うもん、だから、私は笑って手を離して、駅に降りたのだもん。
それで良い。何も望むな、何も期待するなって。
また明日、明るい世界で、胸張って生きていくため。その人が、穏やかで幸せでいることを願うため。
そうやって、善良に、何も求めず行きていきたい。
その人への想いが本物だからこそ、その人が本当に大切だからこそ。
そう淡々と願うのです。
その人との飲み会が1ヶ月も前から楽しみで仕方なかったこと。
その人と絡めるか、否かで悩みに悩んでいたこと。
その人と一緒に会場に迎えるだけで、その約束だけで、嬉しくてたまらなかったこと。
絶対にそんなことはないと知っていて、お気に入りの服を選んでいたこと、化粧も本気でしていったこと。
わかっている。
これは恋。
私はこの人が本気で好きで、その人と単なる友人を超えてしまいたいと願っていることは、否定の余地はないんだと。
でもそれはこの人を幸せにしない。
私の気持ちはその人も、周囲も、私も誰も幸せにしない。
だから、チャンスがなくて良かった。ただそれだけ。
眠いので、ふわふわした気持ちねで、穏やかな眠りにつきたいです。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください