私は、元々は人と話したり自分の意見を言ったりすることは好きではなかったけれど、
今ほど嫌いでもなかった。
でも、ふとしたときに出た本音を「そんなこと人前で言ったらダメ」と親に言われることがあったり、
ちょっとした発言が相手を傷つけることもあるのだと知ったりしてから、
頭の中で一度シミュレーションしてから物事を実際に口に出すのがクセになった。
幸にも不幸にも、そうしたことを周囲に悟られることも無く、
ただ物静かな人と言われてきた。
そうしたら、当然のことかもしれないけれど、思い通りに話すことが全くできなくなってしまった。
自分の本音がわからなくなり、ただ常に人にどう思われているのかだけが、24時間頭の中を休みなく駆け巡っている。
話は少しずれるが、私は元々文章を書くことが好きで、
以前は、日常的な文章からちょっとした専門的な話まで、一日に何千字という文字数を何時間もかけて平気で書いていた。
それにもかかわらず、こうやって本音を文章化するのも、今は以前に増して非常に時間がかかるようになった。
自分から人に話しかけることだけでなく、メールで連絡を取ることさえも非常に怖い。
このまま堕落したくない。けれど、してしまいそうだ。苦しい。
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