最近は一段と暑さが強くなってきました。
そちらの天気はどうですか?快適ですか?健康に過ごせていますか?
会えない日々が続いているので、あなたが元気に過ごしているかが気がかりです。
私はとうとう最後まであなたに可愛げのある言葉をかけることはできなくて、恨み言を言ってしまったことが悔やまれます。
私のことを嫌いになってしまったでしょうか。
本当は、「いつもありがとう」って、「あなたのおかげで私は幸せだよ」って伝えたかったです。今更、なんで言えばいいかわからなくて口をつぐんでしまったけど。
言えばよかったなんて、後悔してももう遅いですよね。
私はずっとあなたがいたあの頃に戻りたいです。あなたが夢の中にたまに出てきてくれて、微笑みかけてくれるのを、私はずっと待ちわびています。
夢の中のあなたは、綺麗で、笑顔が可愛くて、私に手を広げて待っていてくれるから。
現実のあなただったら、絶対にやらなかったように、私を受け入れてくれるから。
だからずっと、夢の中にいたい。
でも、夢の中でも気づいてしまうんです。これは偽物だって。だって、あの人はこんなに真っ直ぐ人を愛する表現ができる人じゃないから。あの人の不器用そうな笑顔が、無いから、すぐに気がついてしまう。
夢の中くらい、現実を忘れさせてほしい。
私の妄想がそのまま夢になるように、寝る前にいつもあなたとの思い出を振り返ってしまいます。
中学校に行くまでの坂で、私から手を振ったのが最初でした。
かっこいい子がいるなって、おもって、薄々知ってたけど、まさか帰りの方面が同じなんて思わなくて、嬉しくて思わず手を振っちゃった。
その時のあなたの驚いたような嬉しいような顔を今でも、おぼろげだけど思い出せる。
もう何十年も経ってるから、相当美化してしまってると思うけど。
1番の思い出は、なんだろうっていっつも考えるんだけど、初デートもいいなとか、部活の大会でも、大学でのことでもいいなと思うけど、でも1番は、夏のスコールに打たれながら、一緒に走って定期試験に向かったこと。
制服が絞れるほど二人とも濡れて、友達にタオルで乾かしてもらったのがいい思い出だね。
すごいジメジメしてて、雨の匂いがきつくて、コンディションは最悪のはずなのに、なんでか「あー、青春してるわ」って思って最高の気分だった。
雨の中、これでもかってぐらい二人で笑って走ってたからそう思ったのかな。
戻りたい。
こんなにもあなたの顔を間近で見られたあの頃に。
あなたと一緒に同じ時間を過ごして、同じ体験をして、笑い合っていた頃がどうしようもなく恋しい。
どうして、わたしだけが今を生きてるんだろう。
喧嘩もたくさんした。
淡白なあなたのことを受け入れられなくて、たくさんひどいことを言った。
どうしてもあなたに愛されてるって実感したくて。
でも今思えば、私、勿体無いぐらい愛されてた。そのままでも十分、あの人の人生に私はいたよ。
本当に、ばかだねわたし。
1番大好きだったってわかってたのに、孤独がどうしても埋まらなくて自分から離れちゃった。
あの大事な日々を共有できる唯一の人だったのに。
思い出って口に出さないと、どんどん小さなことを忘れていってしまうんだね。
離れてからもずっとずっと大事だったのに。
突き放されるのが怖くて、変わったあなたをみるのが怖くて、ずっと避けてた。
本当は恋愛じゃなくても、すごく大事な人だったのに。そうじゃなかったら繋ぎ止めるものがない気がして、私はわざと遠ざけた。
でもほんとうにほんとうにこんなに早く、遠くに行くなんて思わなかった。
私の知らないところでいてくれればそれでよかったのに。
生活にはもともといなかったはずなのに、あなたがいないというただその事実だけで、こんなにもどうしようも無い世界だと思うようになっちゃったよ。
どうにかして、そばにきてはくれないの?
どうしたら、一緒にどこかに行ける?
来ないならせめて手紙をちょうだい。
あなたは私を、忘れないでいてくれた?
あなたが、私の前に来ないのは、ずっとあなたに素直に向き合えなかった私への罰なんだと思う。あなたを信じられなかった私への。
でもわからない。こんなに矛盾して、忘れよう忘れようと思っても片時も忘れられなかった。
それなのに、何もできなかったし、しなかった。あなたに拒絶されるっていう自分の恐怖から逃げたの。
目の前で素直にならなきゃいけなかったのに。
今更、こんな場所でごめんなさい。
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