自分の気持ちも、人の気持ちも、その正しさもわからない。
ただ、幸せになりたい、楽になりたい、もう何も考えたくない。
苦しい。そんなことを感じる権利なんて私にはないのかもしれないけど、どうしたって、感じてしまうものは感じてしまう。
疲れた。
また感情が遠のいていく。
悲しみも怒りもない苦しみと虚しさと、さみしさの世界に溶け込んでゆく気配がする。
「やっぱりいい人だった」
「やっぱりひどい人だった」
その間を見いだせない。
悲しみや絶望や許せなさを抱えたままで人と関わることができない。人と関わらないと人から非難される。人から非難されたまま社会を生き抜くことはできない。つまりはこの悲しみや絶望や許せなさは、社会を生き抜くためには、抱えていてはならない。
だから私は今日も笑顔で許せない人と楽しそうに会話をした。実際に楽しかった。その後、自分がその人にたしかに抱いていた気持ちは、思い出せなくなっていた。麻痺したのだった。それは決してなくなったのではない。私が私で、どこかに隠してしまった。
幸せってどこにあるんだろう。
「幸せは歩いてこない
だから歩いてゆくんだね」
私はどこに歩いてゆけばいい?
いつのまにか、自分がどうしようもないところに辿り着いてしまうような気がして怖い。
生きていることが怖い。
これ以上、自分が自分でなくなっていくような感覚に侵されてしまうことが、怖い。
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