数年前に、元旦那が知り合いへの脅迫罪で捕まり、離婚しました。他の幸せそうな結婚をしては人を見ると、なんで、自分はと思って涙が溢れてくる時があります

ななしさん

あなたと元旦那さんは全くの別の人間。
そして、元気なあなたも泣いてるあなたもどちらもちゃんとあなたです。

離婚の理由がなかなか聞き慣れないパターンであるだけで、あなたには何も罪はないし、それであなた自身の何かが損なわれるなんてことはありません。
一番辛かった時にすぐに立ち直ってお仕事も続けられていて、よく倒れずに今日までこられましたね。ほんとうにほんとうによく頑張られていると思います。
大抵の人は（私なんかは）、その時点で精神を病み、仕事も辞め立ち直るのに時間を要すると思います。
事実、幸せな結婚生活を送っている人はたくさんといると思いますが、その人たちはその人たちの苦しみがあるでしょうし、それが他人の私たちには見えないところもあるでしょう。

人に優しく生きてきたつもりと言えるほど、本当に人に優しい方なのだと思います。それはきちんと周りに伝わっていると思いますよ。
元旦那さんのした罪は彼だけのもの。あなたが抱えるものではありません。それだけはきちんと認識してください。
彼を一度でも選んでしまった過去があるとしても、それはあなたの落ち度でも見る目のなさでもなんでもありませんからね！

今あなたの抱える辛さが100%消えることは正直ないと思います。ただ、その濃度は確実に薄まっていくし、薄めたいのであれば、老若男女、生物問わず、いろんなひとやものごとに出会って触れていってください。
もちろん医療機関や公的機関に気持ちを相談するのもありですし、自分の心の支えとなる柱を細くとも何本も作って行けたら今ほどの苦しみからはすこし距離をおけるかもしれません。

『見えない傷が私の魂彩る』
宇多田ヒカルの道という曲の歌詞の一節です。

今はもしかしたら綺麗事に聞こえるかもしれませんが、今あなたの抱えている傷はあなた自身の価値を損なうものではないです。
あなたを確実に彩っています。
きっとあなたは人の見えない苦しみに思いを馳せられる人だと思います。そのことに救われている人も多いでしょう。
あなたそのものが美しいからです。
闇はときにひとを優しく包んでくれるものでもあります。
その闇を自分の悪い部分だと思わないでくださいね。
あなたのお人柄の深さだと思ってください。
空も海も深くなればなるほどに色は暗くなります。
辛い気持ちを抱えながらも生きていてくださってありがとうございます。
長々と失礼しました。