このところ、
何とかやれていると思ってた。
まだまだ先が見えないけど、
先のことを考えると
人生を今すぐやめたくなるけど、
でも今だけを見て、今できることを
一歩ずつ。
亀の歩みでもいいから。
大丈夫、大丈夫、
必ず物事は良くなるから、と
自分で自分を励ます。
だんだん本当に
大丈夫のような気がしてきてた。
大丈夫！何とかやっていける！
色々、状況は良くないけど、
いつだってギリギリで何とかしてきた。
私にはなんとかするだけの
力があるのだから大丈夫！
なんの根拠もないけれど、
私自身がそう思えなければ、
明日をまた一日生きることは
できなくなる。
私自身がそう思えるから、
明日を明後日を生きられる。
力が湧いてきて、
立ち上がる勇気さえ
湧いてきたように感じる。
あともう少し。
あともう少し頑張ろう。
それがある日突然、
一気にバランスを崩す。
嫌な予感はしていた。
母からの手紙がポストに届いていた。
嫌な予感的中。
私を思い通りにしよう、
言うことを聞かないなら
追い詰めて傷めつけてやろうという
悪意が立ち込める手紙。
読む気もしない。
読む必要もない、価値もない。
即、ゴミ箱行き。
いけない！
捻り潰してしまった！
次に届いたら
受取拒否で返送するつもりだったのに。
嫌な予感はしてた。
繰り返すようだけど。
なぜか分かるんだ。
背中のあたりに
いやぁな感じがしてくるから。
体がどこか重くて頭がぼんやりする。
いつもそういう時に
予感が的中するから。
私がどうにか前を向いて
このまま頑張れそうだと思って
気を抜いた矢先に、
必ず母からの悪意が飛んでくる。
またか。
ガクッと膝から力が抜ける。
全身が急激にだるくなる。
軽く吐き気が湧いてきて食欲が消える。
死にたくなる。
死にたくないのに。
生きている限り母親の生霊に追い回され、その度にバランスを崩して
数日間寝込む。
日常がギクシャクして、
また何もかもが頓挫する。
もうこんなこと何回も繰り返しすぎて、
絶望的な気分に陥る。
抗不安薬を飲まないと生き抜けない。
だんだん薬が減ってきたから、
またクリニックに行かないと。
母の生霊があまりにしつこい。
もう放っておいて！
私はあなたとは違う人間なの！
違う人間として、
一人の独立した人間として
自由に幸せになる権利があるの！
あなたが不幸なのは私のせいじゃない。
あなた自身が、
自分の欠けているものを、
過剰なものを
決して見ようとしない、
改めようとしないせい。
そのツケを私が負わされてきた。
あなたの人生の借金は私とは何も関係ない。
私はあなたの人生まで責任持てない。
私は私の人生に責任を持つと決めたから、あなたを捨てたの。
もう話すことなんか何もないし、
分かってほしいことも何も無いの。
早く死んで。
私を解放してよ！
