トイレの個室で踏ん張っていたら、外から気になる会話が聞こえてきた。
まだ未成年なのに、酒を飲んだという話が。
震える手でカメラアプリを開き、録画ボタンを押す。
名前、クラス、やらかした犯罪と、明らかに反省の色のない声…
撮り終わったあと聞くと、ひどい音質だが聞き取れる証拠はたくさんあった。
重要参考人になりそうな人の名前、「売られる」ことを危惧する声。
録画中、動悸と息切れが止まらなかった。
私は臆病だったので、犯人たちの顔を撮れていない。
もし録画して証拠を取っていることがバレれば、個室に閉じこもる私に逃げ場はなく、せっかくのデータを失う可能性もあった。
だから音声のみの録画。
私の学校では校内でスマホを使うことが禁じられているため、私が取ったことがバレないように告発したい。
幸い、私には捨て垢が複数ある…
もし告発すれば、犯人たちは良くて謹慎、悪くて…
今私は複数人の人生に影響を与えられるモノがある。
それも、正義の名のもとに振りかざせるモノが。
こんなものじゃ脅しの材料にはならないが、私がスッキリするのには使える。
私は今、何も間違ったことをしていないはずだ。
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バカはすぐ自慢したがるからね〜
周りを見ることを忘れてね〜
飲酒はよくある話だけど
犯罪はちょっと見過ごせないな〜
「おまわりさん、コイツです。」って
つき出してあげよう。
それがその子たちのためになるからさ。
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