「受験生」。この言葉の重圧に押されて、精神的にしんどくなる、中3生。
分かりきっている中、僕はしばらく登校を拒否していた。それに伴い、手紙の投稿も拒否していた。誰とも関わりたくなくなった。
2023/10/20(金)、久しぶりに登校した。その日は文化祭だということも知らず、登校した。
クラスのみんなは浮かれていた。「受験生」の重圧から一度逃れてはしゃげるんだから。僕が辛いのを我慢して来たのもつゆ知らずに。僕が来たことにみんなは困惑していた。
まぁ仕方ないよね。みんなの心情は見え透いていた。「楽しいイベントだけ参加して、授業は受けないとか、ホント愚かだよなw」「人生楽ばっかしててずるいなw」てな塩梅。
久々に僕がやって来たのを聞きつけ、待ってましたとばかりにいつもの加害者の輩。(同時に被害者でもある)
いつもの「よっ!」が朝の教室に谺する。はぁ。これだから来たくなかったんだ。クラスメートもさすがに憤慨して、「せっかく文化祭を祝って来てくれたのに、朝っぱらからそれはひどいよ!」と応えた。
だから僕は今日が文化祭だなんて知らなかったんだってば。庇ってくれるのはありがたいけれども。
本当に懲りない奴等だ。
僕が欠席している間、クラスメートは文化祭に向けて合唱の練習に励んでいたようだ。これまで自分のクラスに来て、これまで気まずくなったのは初めてだ。
生憎にも合唱はあまり好きではない。歌いたいのはやまやまだが、他人との調和を図ることができないからだ。
ちょっと経って正装でやって来た担任と相談して、僕は合唱には参加しないことにした。気まずいのはどっちにしろだが。
本番を迎えた文化祭。みんなが努力していた日々の間、僕は寝込んでいたのだ。自分は何もしていないのに、他の人は頑張っていた。今思い出しても心が痛い。
僕は見学だけの文化祭を楽しめるはずもなかった。さすがに精神に来る。全部自分のせいなのに。
合唱は1年生から始まった。自分が1年の頃の惨状と比べたら、幾分かマシだと思った。そんなことを呟く立場ではないのは分かっているが。
2年生。自分が調和を乱したクラスの合唱を思い出し、また心が辛くなる。それでも銅賞が獲れたのは驚きだった。
そしてようやく3年生。自分のクラスから始まった。見事な合唱だった。僕がいないだけで、こんなに変わるんだと思った。
つくづく思う。僕は空気が読めない悪い人だと。
他のクラスの合唱も綺麗だった。輩は想定外にも、
悠然と歌っていた。合唱に参加していない自分よりもよっぽど上等だと知った途端、自分の存在がぽっかりと無くなってしまった感触がした。
その後は個人の発表が続く。自分のクラスメートもその中にいた。放課後残って、たくさん練習したんだろうな。自分とは大違いだ。自分は場違いなんだと何度思ったことか。
みんなは待ちに待っていただろう結果発表。どうとも取れぬ感情でただただその空気に紛れようとした。合唱では、3年生の銀賞と金賞のクラスが、市での何かしらの発表会に参加できるらしい。
再度伝えるが、惜しくも自分のクラスは銅賞だった。ところどころ嘆きの声が聞こえた。泣いている人もいた。クラスメートの悔しさを分かち合うことも出来ない自分は邪魔な存在のように感じた。(休んでいた間、自分の心は泣いていたわけだが)
教室に戻ってからの居心地の悪さといえば言葉にも表せないほどだった。今まで1番上手かったと、先生の型にはまった慰めの言葉。自分はどうしていればいいんだというのか。
…といった具合だった。どうも自分で掘り返すようなことはしたくはなかったが、誰かにこの心境を伝えたいのも事実だ。察して欲しい。僕の複雑な思いを。
長々と申し訳ない。
仮にここまで読んでくれたならば、本当に感謝したい。
さぁ、一ヶ月後の誰かに、届け。
誰でも無料でお返事をすることが出来ます。
お返事がもらえると小瓶主さんはすごくうれしいと思います
▶ お返事の注意事項
ななしさん
本当に気まずいですね。
お疲れ様です。
それでも学校に登校しただけエライと思います。
誰でも無料でお返事をすることが出来ます。
お返事がもらえると小瓶主さんはすごくうれしいと思います
▶ お返事の注意事項