自分の性癖を見つめ直す・・・。
僕は小3の頃からマゾである。小3と言えば年齢は8歳だ。8歳で女性から「苦しめられる」ことに快感を覚えていた。それで自分の境遇を慰めていたのだ。我ながらいたいけで健気で気の毒である。
いつも布団の中で、虐げられて蔑ろにされる様を自分の想像の中で拵えていた。とくに「恵まれた人」には尚更「萌え」た。
自分がいかに見窄らしい劣った身分かがわかるからである。エゴマゾとも言える。
クラスメイトに”えりな”というゴージャスで艶麗な同級生がいた。とってもゴージャスで艶麗だった。恵まれていた。それだけは言える。
僕はその娘に甚振られることやぞんざいに扱われるという夢想を日課的に行なって自分を慰めていた。8歳の頃からである。
その頃から布団の中でそんな複雑な想像をしていた。そして、それでしか悶えることができなかったのである。哀れである。
あるときは自分が注いだ紅茶を浴びせかけられ、またある時は授業机を(命令によって)延々と運ばされ、自分が運んだ机の木屑が”えりな”の靴にかかってそれを磨かされたりした。言うまでもなく想像である。
僕はそのとき”えりな”を「女王様」ではなく「お嬢様」と呼んでいた。8歳なりの、精いっぱいの「屈従」である。
そして僕はそのことを(今に至るまで)誰にも言えないでいる。
だから当然、当時もそんな性癖があることはおくびにも出さなかったし、何なら女子に対して嫌がらせや揶揄うなどと言った、学童特有の「女子いじり」を演じたりさえするほど周到だった。だって惨めで外れたものは「いじめ」の対象になると知っていたからだ。
だから僕は想像の中で、その性向をどんどん大きくして膨らませていった。誰にも言えなかったのだ。
こんな性癖の人は他にもいると思うし、同時にそれは未だに変わってないと思う。
僕は自分のこの性癖を変えることはできなかったし、変える努力もしなかったし、また、変えようとも思わなかった。
だから今でも「複雑な」妄想をして設定を拵えて、自分をできる限り貶めて、相手を思いっきり高貴な存在にする。
何度も言うけど、未だにそれは変わっていない。だから同じような人がいたら連絡くれ。
連絡くれなくても、サイアク笑ってくれたら嬉しい。否、最高だ。
それがなかったら僕は死んでると思うから。