寂しがりやの子猫は
“空がほしい”と
泣きました。
“遠い遠い 大きな空が
大好きなんだ”と
泣きました。
“温かい空に近づきたい”
と泣きました。
だけど何も変わりません。
寂しがりやな子猫は
“空がほしい”と
頑張りました。
山の向こうへ走っても
木の上で背伸びをしても
空には手が届きません。
寂しがりやの子猫は
空が遠すぎて
泣き出しました。
すると子猫を
見守っていた
大きな犬が言いました。
“泣かないで。笑ってよ。
君の名前を教えてよ”
小さい子猫は
大きな犬の
尻尾の中に包まれました。
“僕が君を守りたいな”
大きな犬は
寂しがりやな子猫を
空みたいに
温かく包みました。
寂しがりやな子猫は
泣き止みました。
“貴方は私の
空ですか?”
大きな犬は微笑みました。
寂しがりやな子猫は
もう寂しくありません。
空を見て泣きません。
地上に温かい〔空〕を
見つけたからです。
■□
ずっと、私だけの空を
探していたんだろうなぁ…
■□
空を見ていたら、
ふっと浮かびました。
そして、
流したくなりました。
絵本の文です。
咲月
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ななしさん
たかし
絵本は凄いね
見つけだした貴女も
素晴らしい
ななしさん
とってもとっても
すてきですね(;_;)/
ゆうの
ななしさん
素敵な絵本ですね´ω`
お話しを聞かせてくれて
ありがとうございます★?
私も私だけの地上の空を
見つけられたらいいなぁ♪
‐虹‐
ななしさん
<font color=#ff0000>投稿者さんからお返事きたよ</font><br>
本人です。
感想ありがとうございます。
えっと、私の表現に問題がありましたね。
これ、既存の絵本ではなく、創作です。
自作の絵本の文なんです。
ややっこしい表現をしてしまい、すみませんでした。
咲月
ななしさん
どうして人ではなく、登場人物を子猫と犬にしたのですか。
どうして子猫は、遠くて近づけない空を「温かいもの」だと思えたのですか。
どうして子猫は、(世間的に本来ならば敵同様の)犬をすぐに信頼できたのですか。
どうして子猫は、寂しがり屋なのに犬と出会う前に友だちがいなかったのですか。
このような点を不思議に思いました。
私の大好きな小説家さんが「全ての登場人物にはそう行動するに至らせる過去がちゃんとある」と言っていました。現実に生きる人たちと同じなのだと。
子猫や犬が、どのような家庭に生まれ、どのような日々を送り、どのような経験をして、この話の場面になったのか。
話の表には出ない部分ですが、これらを考えることはキャラクターを生かすために大切だと思いますし、何より楽しいですよ!(*^_^*)
偉そうなことを言ってしまいましたが、とても素敵なお話だと思いました。私も、空の温かさも空のような温かさも感じたことがあるので。
いつかあなたの絵本を読んでみたいです(>v<*)
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