人はなぜ、わざわざ性別を分けるのか。男。女。それを分ける意味。分ける。分けた後に残るのは悲しみというものだけ。FTM、MTFのかたもみな、それで悲しむんですよ

性自認に悩む貴方へ。面白そうなトピックなので、僕なりに回答を考えてみました。


IT会社でデザイナーという職種の人たちを見ています。僕からすれば「このくらいの違いは同じ色じゃないか」と思うようなものでも、彼らにとっては全く違う色に見えるらしく、無造作に配置されると気持ち悪いのだそうです。

分けるという行為は、グラデーションの微妙な違いを見いだし、存在に気づいてあげるものだと思っています。ノーベル賞とかが良い例でしょう。現象を細かに分け、分析し、新しい現象に名前をつける。そうやって科学や学問は進歩してきました。


また、古来より人は分からないものを恐れるという性質があります。名前をつけるというのは得体の知れない恐怖の対象を、理解可能な対象として向き合う意思を示す行為なのです。

ハリー・ポッターのヴォルデモートっているでしょう？彼に立ち向かう意思のある魔法使いたちだけが名前を口に出せましたよね。ちなみに彼は自分の名前を口にしたものを感知して飛んでくるのだそうです。闇の帝王とはいいながらも、まるでヤンキーのようですね笑

そして恐怖の対象であるものは、昔から迫害や排除の対象になると相場が決まっています。キリストなどがよい例でしょう。

個人的には、彼はおそらく心理学やプラシーボ効果のようなものを、感覚的になんとなく理解していた人ではないのかなと思っています。現代の感覚で分析すれば、こんなに古い時代の人なのにすごいセンスだな、とポジティブな見方をできるところもあったと思うんですよ。


ただ、学問や技術がこれほど発達し細分化されていない、一般に普及していない、その当時の人からすれば、彼は人を意のままに操る得体の知れない妖術使いに見えたことでしょう。

ちなみに日本でも果心居士や飛び加藤など戦国・安土桃山の時代には幻術使いと呼ばれた類いの人たちがいました。彼らもやはり時の権力者によって処刑されました。

分かりますか？ あなたは分けるという行為や名前をつけるという行為で、性同一性障害という概念が見つかったからこそ、そのカテゴリにあてはまる理解可能な存在として周りの人から安心されるのです。そして性同一性障害は分析の結果、無害なものと理解されているからこそ、居場所があるのです。「分けて」「名前をつける」行為に救われている要素があるのもまた事実なのです。


僕は普通の男なので、あなたの性自認を知識として把握してても、実感としてどういう気持ちでどういう感覚なのかが全く理解できません。

そして人間の性別については、元々1つだったのが男と女に別れたのではなく、人間という種に進化した時点で性別は2つあるのがデフォルトになり、その隙間を埋めるグラデーションが徐々に見つかっていったのだと思う立場です。

理科で遺伝やえんどう豆の交配の授業を習ってませんか？そうでないと人類の歴史は進化しなかったと思うのです。


こんなところでしょうか。

一応名前つけといたらそうやって呼ぶことできるしつけとこかー、ぐらいな感じだと僕は思っています。
まあそれで悪口言ったりする人いますが。。
そういう人がいなくなれば、さっきかいたような軽い？認識になると思います。

仕組みがあるから分ける。
例えば、体の仕組みで子宮の有無があって、それに関する病気があるから、分ける。

もう一つは、多数派としては恋愛対象は異性。で、かつ、ごくまれに恋愛対象異性派の中で、盗撮やストーカーをするやばい行為がある。
そんなごく一部のやばい行為に、普段から警戒している人もいるから、性別で分ける。

私としては、医者でも薬剤師でも、薬の研究者でもないので、性別として分けるというよりは、やばい行為を見抜いて分けたいな。

あと私の場合、お相手方本人はもちろんだけど、できれば子育てがしたいので、子持ちの同性愛者となら再婚を考えるかも。
今の法律ではできなさそうで無理だけど。同棲して家族のように過ごしたいな。

私は痴漢にあってから、少なくとも男性と女性は分けるべきだと強く思います。

良い人もたくさんいますが、見た目でわからないので。

「俺はゲイだから、女性に興味ないよ」と嘘をついて女性に近づき、乱暴する男性もいます。

性別の仕組みをなくすなら、まずは「性犯罪をやりたがるような攻撃的な性欲、性的嗜好」や「未熟な子供を狙うロリコン」などがすぐにわかる装置を開発し、危険人物を排除してからです。

性別のくくりない、自由な世界というのは、「全員が他者を重んじる」ということが出来ないと無理です。