うちは、3代続いての宗教系の家庭です。
祖母も母も厚く宗教を信仰しており、離れる気配はかけらもありません。しかし、3代目の私は、その宗教の教えが心底どうでもいいです。幼い頃から教祖の方の講演を聴きに行っていたので(正しくは連れ回されていた)、周りの大人との関係性もある程度構築されていて、大人になった途端則宗教から離れるなんてことは出来ません。「小さいのに先生の話を座って聴けるだなんて、立派な子だ」「お祖母様やお母様に似て、とても真面目な子ね。」そう言われ続けて育ちました。
初めはいい気持ちがしました。意味は分からずとも褒められていたので。でも小学校高学年になるに連れて、だんだん自分の家族が何をしているのか分かってきました。存在するのかも分からない概念に手を合わせ、祈りを捧げ、お金を使っていることが、だんだん頭に入ってきました。
うちはもともと裕福な家庭でもなかったので、宗教にお金を出すということは、生活を苦しめるということなのに、なぜそれでも母はお金を出し続けるのか、今の私には全く持って理解出来ません。
思えば幼い頃、母や祖母に宗教の本を買うためにお年玉にもらった5000円を渡すように言われたことがありました。今思えば、4歳の子供にお金を出させるだなんて、かなりお金が無かったのだなと思います。
宗教への依存は、恐ろしいですね。