『心躍る夜に』
今夜も星が綺麗だ。
素敵な夜になりそうだ。
心躍る。
ふわりと体が舞う。
そして、
夜へと歩き出す、、、、、
君に別れを告げるまで、
悔いが残らないよう精一杯頑張って
生きるつもりだった。
死なないで頑張ろうと決めた。
心で決めて、心に刻んだ。
でも、無理だったのだ。
君に別れを告げる前に、僕の寿命は尽きた。
僕は星人間だったから、
寿命はそれほど長くなかった。
もうすぐ寿命が尽きる時に、
君との別れを惜しみ出した。
君に別れを告げるのはつらいことだ。
嫌だと思っていた。
それなのに僕は星のように儚く、
また輝かしく、
この空という世界を生きた。
星人間はライトムーン星に多くいる。
そんな星人間がライトムーン星を出て、
地球という星にやってきた。
ああ、今夜も星が綺麗だ。
あの星になるまでが僕の寿命。
寿命が尽きれば僕は星になり、
ここにはいられなくなる。
君とも別れなければいけない。
君と出会ったのは、半年前だっただろうか。
僕がこの星、地球にやってきた時
君が一番に僕を信じてくれた。
僕は自分の名前がわからなかったから、
君に名前をもらった。
「優星」
それがここでの、僕の名だった。
ゆうせい。
そう呼ばれた時真っ先に、君だとわかったよ。
嬉しかったんだ。
でも僕が星人間なばっかりに、
君とはずっと一緒にいられないんだ。
それは寂しいが、
変えられない現実なんだ。
君と一緒に、現実を変えられたらいいのに。
そう思ったことが、
冒険、そして、地獄の始まりだったのだ。
誰でも無料でお返事をすることが出来ます。
お返事がもらえると小瓶主さんはすごくうれしいと思います
▶ お返事の注意事項
ななしさん
素敵な文ですね
誰でも無料でお返事をすることが出来ます。
お返事がもらえると小瓶主さんはすごくうれしいと思います
▶ お返事の注意事項