私ね、うつ病で入院してたことがあったの。
入院するって決めてから、なぜかワクワクしてた。
どれだけ楽になるのかな〜なんて思いながら。
でも、入院の手続きして、病棟に案内されて絶望した。
人の泣き声、怒鳴り声が聞こえる。
みんな辛そうな顔してる。
あ、終わったわってなったの。
一瞬で理解しちゃったんだ。
ここは地獄だって。
案の定地獄だったよ。
精神病院ってさ、休憩して休む場所じゃないの?
私は休憩なんてできるわけがなかった。
いっつもつきまとってくるおばさんがいたり、
暴れまわって、挙げ句の果には窓ガラス割って
拘束されたおじさんもいた。
でもね、一人だけ信用できる子がいたの。
一つ年上のお姉ちゃんだった。
泣いててもずっと傍にいてくれるし、
一緒に宿題も手伝ってくれた。
その子といるときが一番楽しい時間だった。
でも、耐えられなくて二人で泣いたこともあった。
おばさんに悪口言われたの。
死ね、消えろ、失せろゴミって。
その日は二人でずっと泣いてた。
その子より先に私が退院したの。
私とお姉ちゃんは、ずっとどうやったら帰れるかを
研究してた。
だから、私が退院するとき、
絶対病院以外の場所でまた会おうねって
言ったの。
だから、私はあのお姉ちゃんが今退院して、
私と同じように、普通の生活を取り戻せてるのを
願ってる。
私はこのことがトラウマになったけど、
お姉ちゃんと出会えたのは幸せだったな。
お姉ちゃんへ。
ありがとう。大好きだよ!
白玉雲星より
届いてたらいいな。