「で、茉莉花はなんか案があんのか?」
兄者さんは苛立ちを隠せない声で私に聞いてきた。
弟者さんを探したい気持ちは分かるが……焦りはミスを生む原因になる。
「まずは休憩できる場所を作る、次にここ一帯の捜索、あとは食料調達ですかね」
……正直、ここら一帯を捜索しても弟者さんは見つかる気がしない。
「分かった。そうしようか」
おついちさんが賛成した。兄者さんも頷いていた。
「まずは飛行機に使えそうな物がないか探しましょうか」
飛行機が半分ないとはいえ、食料は多少あるだろう。
すると斧があった。おそらく緊急脱出用だろう。これなら自分の身は守れそうだ。
飛行機の後ろを探すとお酒や炭酸飲料、スナック菓子があった。少しは腹の満たしにな
るだろう。
私、お酒あんまり飲めないんだけど……モロトフ作る材料にしようかな。
周りを漁っていると、乗客リストがあった。丁寧なことに顔写真も付いていた。
「兄者さん、おついちさん、乗客リストがありますよ」
二人を呼ぶと上から覗き込むように乗客リストを見た。
「他の乗客も見当たらないし……ついでに探しますか」
「それもそうだな」
「うん」
主人公が研修医だった事を匂わせる表現がありませんね。そのうち出てきます。
私は学校のタブレットで書いているので、もうすぐ返却になります。
復帰は早くて、4月ぐらいです。もしかしたらもっと先かもしれません。
気長に待ってください。
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