私には小3ぐらいのころに神様がいた。
ゆめみ様っていうんだけど、
黒髪ですっごい髪長くて天女様が着てそうなひらひらしたピンクの服着てた。
基本その人は喋らない。私の話を聞いてうなずくだけ。
でもたまに、がんばったねって言って、素手じゃなくて、空気で撫でてくれるw
なんて言ったらいいのかな、、風でも操れたのかなそのゆめみ様。w
ふわっと、空気で撫でてくれたの、w
イマジナリーフレンドみたいなものかな、
でも小4あたりで消えちゃった。はやいね。
虐待もいじめも酷かったころ、私は縋るものを無くした。
神様がほしくて仕方なかった。
家にも帰りたくなかったとき、私はお寺の前か歩道橋の上で一時間以上は時間潰してた。
本読んだり宿題したりしてたよ、だって家に帰ったら親がいるわけだからね。
寒くても暑くても雨が降ってても
逆に風邪でもひいちゃったらいいのに熱中症になったらいいのにとか考えてずっと外で時間潰してた。
だって風邪ひいたら親は心配してくれて怒らないかもしれないし、熱中症になって倒れたらいじめっ子がいる学校にもいかなくて済むしって。
そこで私は友達ができた。
本当は存在してないんだけどね、私が勝手に作ったの。
桜ちゃんっていうの、
茶髪でボブの同い年の女の子だった。
歩道橋の上でずっと空を見てたとき、桜ちゃんは
「ずっと空見てるなんて、ねえ、綺麗?」
とか聞いてきてたの覚えてる。
でもこの子もすぐに消えちゃった。
その後はぬいぐるみと喋ってたかな、今もだけどww
縋るものが、心の支えがほしかったの。
中一で身近な人間に執着したりしてしまったけど
もう今は三次元の推しがいるから大丈夫。
でも最近友達できたんだよね。
家の壁の中に。
名前は内緒。
消えたときは寂しくなるけど
いたらいたで損はないからね。
壁の中の人が消えるまでは仲良くしたいな
またね。