体育。チーム的には強いチーム。でもそこで分割しなければならない。
私は何もやらない人とペアになってしまった。運が悪く。
相手がコートの端っこを狙って打ってきて、俺が飛び出れないとこに打った。
「お願い!」と俺が言ったのにもかかわらず、ペアになった子は一歩も動かなかった。
相手は「こいつ側に打てばいける」と思ったんでしょ?俺の方には一切打たなかった。
それでボロ負け。煽られるのは当然。
その調子で全敗。俺と対戦した相手全員が煽った。マジで悔しかった。
それでも俺の近くに寄り添ってくれる子がいて。その子の隣で泣いて。
泣いてる途中に聞いた。俺は。
「○○さんはめっちゃうまい」「△△さんのスマッシュは絶対取れない」
先生の誉め言葉は勝っていたチームの一員。全敗したけど頑張った俺のことは一切褒めない。
あれでも頑張ったのに。そのとき先生いたのに。俺の頑張りは伝わらなかったの?
もう悲しくて。悔しくて。それでも泣く俺がバカみたいで。アホみたいで。気持ち悪い。
一気に涙の量が増えた。声はあげれない。泣いてるのがみんなにばれたら相当恥ずかしい。
悔しすぎた。もう無理。学校に行きたくない。あだ名でいじられるのも耐えてきた。
でももう流石に無理だって。
怖い。だるい。死にたい。でも生きる。みんなの、ために。