私には死にたがりの友達がいる。
その友人は親からの過度な干渉が嫌だったらしい。
数か月前から死ぬ計画を立てていたほどだった。
大学の授業も、ゼミも休みがちになり、
会って話すと暗い話ばかり。
私にとって大切な友人だから、死んでほしくはなかった。
できる限りの時間は一緒に過ごした。
話だってたくさん聞いた。
それがどれだけ、彼女の心を軽くできたかは分からないけれど。
夏休みに入ったある日、彼女からLINEが来た。
どうやら実家から離れ、別の場所で住むことを決めたらしい。
詳細はきちんと聞けてはいない。
でも、向こうについたら手紙を送ってもらうという約束を取り付けた。
先日、手紙が届いた。
完全に心は晴れていない。
けれど親から離れることで多少、心に余裕が出たようだった。
今は「死ぬ」ことではなく、「逃げる」ことを優先に生きているらしい。
これから彼女がどうしていくのかはまだ分からない。
けれど、逃げることで余裕が持てたのは良いことだったと思う。
逃げることは良くないという意見もあるけれど、
逃げることが一人の命を救うこともある。
逃げることも大切なんだなあと思った今日この頃。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください
ななしさん
あなたの気づきに共感します。
そのご友人が今温かい気持ちで生きていることを願っています。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください
