ペットの虐待や殺処分をなくすために。(長文ですがお付き合いしていただければ幸いです。出来るだけ多くの方にこの思いが伝わりますように。)

今日、YouTubeで、ペットの虐待や殺処分をなくすために、という動画をいくつか見つけました。

どれも残酷で、本当はあってはならない事が起きていると言う現実に、心がひどく痛みました。

殺処分と聞くと、保健所を思い浮かべますが、彼らだって好きでしてるわけではないと言うこと、本当はこんな事したくないという事、それを分かって欲しいなと思います。

悪いのは、ペットの命を軽く見てる人々。
虐待したり、手放したり、捨てたり。
飼育が出来ず、大量繁殖で崩壊したり。
犬を子犬を産ませる機械のように扱う悪質なブリーダー。

そんな人がこの世の中に沢山いる。
それが事実だと思うと……本当に悲しい。




私の飼っている犬さんも保護犬です。

前の飼い主さんは家の事情で飼えなくなったそうです。
彼は犬さんが子犬の頃から世話になっているペットサロンに里親募集を頼みました。

まぁ、それだけ聞くと(手放すことは良いことでは決してないですが)ちゃんとした方なのかなと思いましたが、実際は違いました。

私の犬さん含め、里親に出された3匹の犬達の飼育環境が、最悪でした。

前の飼い主さんは3匹同時に購入したそうです。(彼はお金持ちらしい)

最初の頃は可愛がってたのだと思います。
お座りとお手ができていたので、きっとそれは子犬の頃に教えたのでしょう。

しかし、大きくなってからは、ガレージにある一つだけの一匹用のケージに三匹押し込んで、自動餌やり機と水、トイレだけ置いてほとんど放置していたそうです。

サロンの方が引き取りに行った時は、本当に崩壊しており、糞尿も放置しっぱなしで、すごく臭かったらしいです。
犬達は吠えまくり、人を怯えていたそうです。
まぁ、サロンの方のことは覚えていたのですぐに怖がらなくなったみたいですが。

犬たちはガリガリで、毛質も悪く、ストレスから脱毛していたそう。
私の犬さんはオスの柴犬なのですが、７キロしかなかったです(平均体重9〜11キロ)
初めのうちは痩せすぎて散歩中よくミックスと間違えられていました笑

今でも、犬さんはすごく怖がりで、特に雨風の強い時はすごく震えています。
きっとガレージ暮らしの時に聞いていた揺れるシャッターの音がトラウマなのだろうと思います。
台風が来ている時はいつも寝かせてくれません(^^;;

また、男の人をとても怖がります。
前の飼い主さんは男性だったのですが、なにか虐待されていたのかもしれません。
特に男性の足を怖がるので、蹴られたりしたのかもしれませんね。

それでもやっぱり犬達は健気です。
そんな扱いをしていた前の飼い主さんに会った時、しっぽをふって喜びます。
滅多に呼んでくれなかった名前を彼に呼んでもらうと嬉しそうに近寄ります。

そんな健気な犬たちの命を軽く扱う人たち、道具のように扱う人たちを、私は許せないです。

私は前の飼い主さんについてはっきり細かいことまで知っているわけではないですが、話を聞く限りでは良くない印象が強いです。
もう、前の飼い主さんはその考え方を直さない限り、ペットを飼う資格は無いと思います。


私の真後ろで呑気な顔でピーピー寝ている犬さん。
辛い過去を背負いながらも、懸命に生きています。

他の二匹も今は別々の心温かな家族に引き取られました。

今はもう夏は涼しく冬は温かな家の中で暮らしています。薄暗いガレージの狭いケージの中ではありません。

今はもう辛い時、怖い時、ずっと側について、優しく撫でてくれる人がいます。3匹で寄り添って雨風に震えていたあの頃とは違います。

この世界にいる辛い状況にあるペット達が、一匹でも多く幸せになってほしい。
そして、この世界から、ペットの殺処分や虐待がなくなるように、心から願っています。