私は、みんなに愛されていたんだと思います。
家族にも、親戚にも、友達にも、先生にも、いろんな形で愛をもらっていたんだと思います。
だからこそ、期待が重くて、苦しくなりました。でもきっとみんな一緒だから、私が弱いだけだから。と、自分にも周りにも嘘を付きました。きっと私よりもしんどい人がたくさんいて、お前なんかと思う人もたくさんいるだろう、と、笑いました。何時しか愛想笑いが上手くなって、人に優しくするほうが楽だからって、偽善者になって、息をするように、大丈夫だよ。しんどくないよ。辛くないよ。毎日が楽しいよ。と嘘をつくようになって、どうして生きているのか分からなくなって、何時しか、これは”私”の人生ではなく、この世界で生きている、明るくて、人に優しくて、上手くクラスに馴染んでいる”わたし”なんだなと思って、どうでも良くなりました。でも、学校を休むと親が心配する、近所の人から噂される、クラスの人が悪口を言う、先生が嫌味を言うなど、考えるたびに被害妄想が膨らんでいって、苦しくなりました。
親も、先生も、私が苦しんでいるとはつゆ知らず、期待はどんどん膨らむばかりでした。
今回はここまでです。ここまで読んでくれて、ありがとう。