同性の、仲のいい友人を好きになったのが浪人時。
少し悩みはしたけど、思春期特有の(遅いけど)同性への憧れが強かったんかなと思いもしたし、進学といった環境の変化もあったしで、彼女への思いも少しずつフラットになっていった。
高校でも大学でも異性を好きになったし付き合ってもいた。それに、彼女以外の女性に恋愛的に惹かれたことはないから、性的指向が同性に向いてるってことではないと思う。あとにも先にも彼女だけ、好きになっていた。
最近、また彼女と頻繁に遊ぶようになった。彼氏と別れて、自分にたくさん時間を使えるようになったことと、体の関係を一度持ってしまったことがきっかけだ。
元々趣味が被ってるし、彼女と共に趣味に時間をつぎ込み、遊んでると、段々、褪せたはずの感情が色づきはじめた気がする。自分に向けられた彼女の行動や言葉で心踊るし、ふとした瞬間、今までつき合っていた方はみんな、彼女に似てる部分があったから好きだった気がする、つまり自分はずっと彼女のことが潜在的に好きだったかもしれない、と少女マンガみたいな錯覚に陥っている。
彼女のと過ごす一時に、羽化登仙とはこの事だと思うし、彼女が交遊関係の話をするとほの暗い感情がわいてもくる。久々に恋を楽しむ苦しさを味わってる。
アラサーと呼ばれる年齢で、大切な人への好きを拗らせた。彼女と関係を進展させたい(勿論、向こうも望んでくれるならだ)けど、これからライフイベントがどんどん押し寄せてくると考えると、いまいち乗りきれない。イベントがあろうがなかろうが、節目で彼女が居てくれたら私の人生は幸福で満たされるだろう。でも彼女も同じとは思えないし、彼女の時間を奪うことが耐えられない。このまま彼女が誰かをいい人を見つけて幸せになることを見てるのが良いことなのはわかっているけど、それは自分であってほしいという、幼稚なわがままが募っていってる。どうしたら良いんだろう。
気持ちを整理しようと思って書き始めたが、なかなか明後日な方向を向きはじめたのでここで終わる。
このような稚拙な文を最後まで読んでくれた優しいあなたの今日明日が素敵な1日になりますように。