常に付き纏う死への感情。
何かに集中している時のみそれから解放される。
でも、その集中から外れた時にまた死への感情が息を吹き返す。
多分周りの人間にはいつも元気で悩みなど然程なく、有能な人間に見えているのだろう。
そういう自分を自ら演じている節もあるし、事実、まったくの無能でもない。
嘘をつきたいわけでもなく、人を騙すつもりもないけど、つい強がってしまい、弱みを隠してしまう。
本当は弱い人間で悩みも沢山抱えているのに。
素のままの自分でありたい、それを受け入れて欲しいと願っている自分。
現実と理想の狭間。
死にたい自分と生きる為に嘘をつく自分。
本当は嘘をつかなくてもいいんだけどね。
それも解っているんだ。
毎朝、目が覚めると、またあの一日が始まるのかと思う。
虚無感、無価値感、絶望感。
たまに笑える事も。
ただとにかく疲れる。
肉体と言うより精神的に。
没頭出来る生き甲斐があれば、
また違った人生になるのかな。
どうだろうか。
生き甲斐がないと心の安寧はないのか。
ガキの時分、無邪気な頃の様に。
毎日、全てが新しかったあの頃の様に。
とりあえず、今日も生きてるな。