私は発達障害を持っている社会人です。
具体的にはASD（自閉症スペクトラム障害）という病気に悩んでいます。どう頑張っても他人とのコミュニケーションが上手くできません。マルチタスクも短期記憶も何もかもダメです。人間関係は波乱の連続で、いじめ、虐待、村八分など散々な目に遭ってきました。毎日が偽善と傷つけ合いの祭典です。
誰が何と言おうと私が社会不適合者なのは間違いありません。
自分は障害者のレッテルを貼られたくて生きている訳じゃない。好奇の眼差しを向けられたくない。はらわたを抉られてぐちゃぐちゃにされるような気持ちを味わうくらいなら生まれてこなければよかったと思うのです。親ガチャ以前の問題で、スペックガチャ（才能、外見、性格など）でハズレくじを引いてしまったようです。
満面の笑みで嫌味を繰り出す人たちが大嫌いです。障害は個性だと発言する彼らは障害を持っていない人たちばかりです。その言葉を聞くと頭の中が血だらけになり立ち眩みがしてしゃがみ込みたくなります。
彼らの語気には真剣さがなく、自分自身に酔っているようにしか見えません。勿論その考え方が世の中で主流ということはわかっています。あなた方が障害者へ抱く想いは所詮その程度だということですよね。散々裏切られているので異論は認めたくありません。
障害は言葉通り人生の障害物でしかありません。存在を煙たがられて害虫扱いされます。自分磨きも人間関係も含めて色々頑張ってきましたが無意味だったようです。一部例外を除いて障害者は人生の主導権を持たない人間として生きることを強制されるからです。
「負の連鎖をここで断ち切る」
自戒の意味を込めてこの先機会があるとしても、子どもを儲けるのは絶対にやめようと思っています。障害は少なからず子どもに遺伝すると考えているからです。実例を何件も見た上で導き出した決意であり結論です。
もし仮に私の子どもがそれを抱えて生まれてきたとします。生きにくい世界に足を突っ込ませることになりますし、対人関係不和によるいじめに巻き込ませてしまうでしょう。子どもが自死願望に精神を支配される世界が遅かれ早かれやってくると思います。
私の脆弱なメンタルではきっと耐えられません。子どもを儲けようと考えなければ、こんなことにはならなかったと激しい後悔の念に駆られるに違いありません。夢は夢のままにしておけばよかったと思うことになりそうです。子どもを不幸にした自分を罰したいと考える私の姿が容易に想像できてしまいます。
これ以上障害者が世に放たれることのないように、終わりなき負の連鎖を止めるには私が子供を儲けずに死ぬしかありません。バカより質が悪いですね。
最後の仕上げとして、薬剤を注射されて眠るように逝くのが憧れであり理想の極致です。
私が何十年も思い描いていたスケッチに色を付けて、悩み苦しみ痛みが一切ない完全無欠の世界を手に入れることができたのなら無上の幸せです。
138518通目の宛名のないメール
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お返事が届いています
発達障害を障害者にしているのは社会。
もっと理解、もっと許容、もっと共存であって欲しい。
「あの人は発達障害だから」で思考を止めている健常者を呪う。あぁ、発達障害と診察するだけで、患者を救わない医者も。
それでいいとおもいます。
その判断、間違っていないとおもいます。
わたし自身は発達障害というほどの症状名がつくようなことはないのですが、多少気難しい性格をしているため、子育てのストレスが原因で病気にかかってしまっています。
そして子供も、なかなか育てにくい性格をしています。現在、発達障害の相談窓口に通い始めたところです。
少しでも、産み育てることに抵抗があるのなら
それは内なる素直な声だとおもうので、産まないほうがよいとおもいます。
差し出がましいですが全く同じ思いの者です。こういう性質だと分かっていたのなら、生まれる前か、生まれた後でも良い、縊り殺してくれれば良かったのにとも思います。何の映画か、小説だったか、母親の腹の中で自殺するというアイデアは、私にとってこれ以上ない癒しでした。一向に安楽死制度が出来ないので、いや、自分で作ろうとしないからこの体たらくなのですが、頭の上から鉄骨でも降ってこないかと思う日々です。
明らかにこの社会に生きるのに向いていません。それもそうだ、社会作った人々は私達と全く異なる性質を持ち、その性質を想定して作ったのだから。型落ちという訳です。努力してどうにかなるレベルの話ではありません。そして努力してどうにかなる程度の人間からまた責められるのです。血反吐を吐くような思いで適合しようと頑張ってるのに尚努力が足りない頭が悪い怠惰だと言われ続けるようでは、どうあっても不幸になる他ないですよね？生まれてきたことこそが私の間違いだったのです。もう人生などとは付き合いたくありません。
普通の人間が無意識に享受できる当たり前さえも全部高望みと手放し続けざるを得なかった人生に死ねない拘束はあれど生きたい理由はもはやありません。利用されるかお情けをかけられるしか生きる方法が無いのですから。
とうの昔に甘えが許される歳も過ぎました。甘えられる人間もいないし、甘えた所でまた精神病者と否定される。先に消えた方が勝ちです。最初から居なかった事にしたいです。辛い時は助け合うものとか言ってる奴らに限って私のような異常者なんて鼻から相手にしないのです。賢い事です。
少なくとも、私達が無産の矜持を守る限りは、不幸になると分かっている子供を作らなかった、という点で褒められても良いと思いますよ。本当に。
健常者が障害者に対して「障害は個性だよ」とかいうのは完全に立場的に自分が上にいるという前提の上から目線での発言と思います。
自分が同じ障害を持ってたら絶対にそうは言わない。
彼女持ちがフラれた人に対して「元気出せよ。他に女なんていっぱいいるさ」なんて慰めの言葉を言うようなもの。自分が彼女にフラらたら取り乱して、自分が言った慰めの言葉を他の人から返されても逆上するでしょう。
世は差別満載ですからね。
肌の色はもちろん、出身地や出身大学や年収でマウントの取り合い。
障害者に対しても、どれだけ冷めた目線が密かに注がれ、つらい思いをしているか、似たような症状の私にもなんとなく、わかります。
障害が先天的なものであれば、確かに子供は障害持ちの確率は高い。
負の連鎖を止めるのも愛と思います。
私はあなたの決断は良いものと思います。
私がもし障害持ちでなくても、何か経済的な理由など、子供にとって辛いことになるなとおもえば、悩み、そして同じ決断をすると思います。
あなたの仰ることは、理解できなくはありません。
あなたの苦しみとは比べものにならないかもしれませんが、僕は、同性愛者で、少し同じようなことを思ったことがあります。
それは｢セクシャリティは個性｣｢lgbtqは個性｣といったことを満面の笑みで言いながら、発言したご本人は白昼堂々異性の恋人とイチャイチャしてたり、結婚して子どもがいて幸せそうにしていたり、ということがよくあるので。別にそういう人たちは全く何も悪いわけではないのですが、なんか少しモヤッとします。個人的には、自分の性的指向を個性だなんて思えなくて、セクシャリティを矯正できる治療方法があるなら受けたいと思うくらいですが、セクシャリティの矯正は不可能であり非人道的だから今では行わない、というのが世界の潮流らしいのです。そして、その潮流はきっと、前述した満面の笑みで｢セクシャリティは個性｣と言うような｢良識のある｣人たちが作り出したのだと思います。
安全地帯にいる人たちが、さも良識のあるような発言をして、でも実際は当事者の思いを理解しきれていない、ということかと思います。
ただ、僕も満面の笑みの彼らと同じようなことを言うようで申し訳ないですが、
薬剤で眠るように逝きたいとか、そんな悲しいこと言わないでほしいです。理由も理屈もなく、ただ単純に、あなたに生きていてほしいです。そして、子供をつくるとかつくらないとか、それは僕が口出しすることではないのですが、そんなに結論を急ぐことでもないと思いますし、そこに正解もないのだと思います。
以下はまだお返事がない小瓶です。お返事をしてあげると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。
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