『ねぇ、逃がさないでっていったら、酷い？』
私と彼は親友だ。
でも一年前、彼は私に言った。
「好きだ」って
私は言った。
「ごめん」
私は天秤にかけた
親友と恋人を
友情と恋愛を
自分が友情を優先するのがわかってた
実際、彼氏がいたときの私はそうだった。
あれから一年たった。
逢うのは二年ぶり。
彼のバイトの初給料で
夕飯を奢ってもらい
ゲーセンで遊んだ
少しだけ、名残惜しかった
あぁ、もし。
もし、あの時って
実際、私は彼に告白される
半年前は確実に好きだった
でもいざとなると
やっぱり友情のほうが
あってほしかった
恋愛をして、もし壊れたら
どっちも失うから
……酔ってたのかもしれない
(酒は飲んでない、未成年です)
『私だって好きだった』
言わないと、対等だと思えなかった
彼は言ってくれ
私は秘めたままは
………違う
たぶん、淡い期待。
『だったかぁ…
逃がした魚は大きかったな笑』
ねえ、いまなら私
きっと恋愛を優先できる
逢って思った
感じた
私が女の子なのは
彼の前だけだって
『やだね、
もっと周囲の男をみて、その余裕があって、それでも選んでくれるなら、捕まえてよ』
……彼のほうが大人だ。
私は、弱ってたのかもしれない
きっとなんだかんだ
お互いタイミングが合わないんだなぁ
と私は笑った。
(私が素直になるなんて
私が譲歩するなんて
またとないんだから！)
私が手を伸ばすかわかんない
後悔だけは、させてやる
私も逃がした魚は大きかったな、たぶん
(むしろ、わざと逃がした？)
そんなやりとりでも、部屋に帰って、普通に明日の準備をして、風呂に入って、寝るあたり、なにも支障のない私を感じて、これがよかったと思えたんだ。
彼には残酷なことをしたけどね
最後にごめん！
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ななしさん
私の状況と似ている部分があったのでお返事を出させてもらいます。
私にも高校の時にそういう存在の人がいました。
それでもって卒業の時に彼も好きだって告白してくれました。
でもごめんって。
好きだったけど同じくらいなんでも話せる友達で。
先月、４年ぶりに直接会って、バイト代で夕飯などごちそうになり…。
夕飯食べながら昔のこととか色々話して。
私も逃した魚は大きかったなぁと。でもそれを差し引いても、今の彼を好きだと思ってしまった自分がいて。
彼には彼女がいるし、私にとって大事な人だからその人が傷つくのは見たくないから、この気持ちには蓋をしているんですけど。
なんか長々とごめんなさいお互い素敵な恋したいですね～
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