21歳になる大学生です。
この間、三度目の対立を母としました。
私の言い分は
「私の人生なのに、どうして母の夢を私が叶えないといけないの」
でした。
私がやりたい事を見つけて母に打ち明けた時に起こった出来事です。
その時、母は私に
「あなたの人生は、私の人生なんだから。私の夢を叶えなさい」
と、言いました。
その時は、三度目ということもあり、本当に理解してくれない母親なんだと
ただただ、心を痛めるばかりでした。
しかし、今日、父と話す機会があり
20年以上も母が私に隠していた事を知りました。
母が私にそこまで執着する理由が
彼女が毒親だからと解釈していたなか、
母には肉親がいないことを知りました。
同時に私は、母の言動の原因を理解し
自分の言動に後悔しました。
毒親についての本を読んだだけの知識で
母の毒素は彼女の母親が原因だと
自分を理解できない彼女の言い訳として、感情的に訴えてしまったからです。
いくら知らなかったとは言え、本当に後悔しています。
だからといって、彼女に同情するのも違うのかなとも感じてはいます。
しかし、
彼女にとって、血の繋がる家族は私だけ。
ドラマでしか観たことなかった内容
実際に関係者として味わうと
胸が痛むばかりです。
多分、いや、きっと
自分の意志よりも
妥協して、母の喜ぶ姿を
これからも追うんだなと思います。
抵抗しても、結局
良心が傷んで、同情してしまうのでしょう。
これが、毒親育ちの娘の末路です。
お母さんには辛い過去があったのですね。
そこに人として思いを寄せられるのはよいことだと思うけれど。
でもね。「肉親不在で育ったから」の後に続くのは、「家族を大切にする」である場合も多々あると思います。辛い経験があるということと、その人が他者をどう扱うかというのは、結局人それぞれなんだと、色々な人間を見てきて実感しています。
たとえお母さんの幸せのために小瓶主さんが自分の人生を手放しても、お母さんの人生をやり直すことはこの世の誰にもできないし、お母さんは娘さんを通してではなく自分自身の人生で幸福にならない限り、幸せを実感することはないと思います(ここはお父さんの頑張りに期待したいところですが…。)
まあそうは言っても、こういうタイプの問題のある母娘関係は、なかなか20代のうちに解決することは稀なようです。私も30過ぎまでかかりました。情というのはなかなか手強いので。だからこんなことを言っても今はどうにもならないのかもしれない。
ただどこか心の隅にとどめておいて欲しいです。
あなたにはお母さんを幸福にする力はありません。またその責任もありません。
あなたも、私も、お母さんも、責任を持つのはそれぞれ自分の人生。自分の資質を生かし自分なりの幸福を実現する努力をすることです。自分が自分を好きでなかったら、誰に何をしてもらっても心から幸せを感じることは決してないから。お母さんを幸せにできるのは、お母さんだけなのです。