ねえ、それ本気で言ってる?
私は美大生だ。そしてそれがバイト先で割れている。別にそれはいい。逆に美大生というレッテルが有れば多少変でも障害ぽくってもなんとなく許される節があると思っているから。
問題はバイトの時間外でポップの制作を頼まれたことだ。タダで。正直言って時間外労働だしバイトである私の利益に1ミリも繋がらない。店が儲かろうが赤字になろうがどうでもいい。だけど私は他の人より容量が悪く、そのことに罪悪感を覚えている。「自分なんかが断っちゃいけない」と思ってしまっているのだ。言ってしまえば弱い。弱いせいで笑顔で引き受けてしまう、そんな余裕もないのに。
ただ、頼んでくる社員さんは本当に優しい人で私はこの人にお世話になっている、こんな私の多少の成長も汲み取ってくれて親切に接してくれる。その人は絵やポップにお金を払ったりお礼で何かを渡すという概念がなく、忙しければ全然断ってくれていい、とも言ってくれた。概念自体はクリエイター側からしたら褒められたもんじゃないが悪気は全くなかったのと、普段の恩返しとして描こう、と思う気持ちが多少なりともあった、逆に言えばそれだけだが。それだけの原動力と大きな自尊心の低さで私は引き受けた。
結果、お店のたくさんの人にとても喜んでもらえた。感謝された。複雑な気持ちはあったが喜んでもらえたことは素直に嬉しかった。
ここまでなら良かったのだ。ポップを作ってから数日経った後、バイトの先輩とそのことを話していた時、「は?」と思ってしまう言葉を聞いた。大学での専攻を聞かれてグラフィックデザインです、と答えた後の言葉だった。
「へー、じゃあポップ作りとか勉強になるじゃんね〜!」
きっと先輩に悪意なんかは全くなかったのだろう。純粋に心の底からそう思って言ったのだろう。だからこそ信じられなかった。
は?何言ってんの?私が培ってきた技術を材料費と自分の時間を使って100%の善意で提供してやっただけだが?なんでそんな上から目線の発想になれるの?勉強になんかなるわけないだろ、というかデザインの勉強をしてるから作れるんだろ、逆にこの制作時間でお金を貰っている絵の制作だってできたし、課題も、自分の好きな絵も描けた。その時間を割いて善意と弱さだけで描いたのだ。
その時私の口から出たのは「いや〜、、それもちょっと違うんですよ、、、」という濁した言葉だけだった。ヘラヘラと馬鹿みたいに笑いながら。
きっと先輩に何を言っても心から理解してもらうことはできないのだろう。先輩も、社員さんも悪くない。最初に私がはっきりと断るべきだったのだ。所詮は価値観の相違なのだ。
あなたはこれを聞いて私がおこがましいと思うだろうか。それぐらいで変なこと考えずにちゃちゃっと描けばいいじゃん、と思うだろうか。
その人が培ってきた技術には努力と価値がある。それを技術を持たない第三者が報酬を渡さずに使おう、なんて思わないで欲しい。
その人が私のようなアマチュアでも対価を前提として話してほしい。私は今、また頼まれてポップを描いている。同じ過ちを繰り返している。忙しいしやっぱり複雑なので今回は少し手を抜こうと思う。
私みたいに気持ちを押し殺して笑顔でものを提供してしまう人が少しでも減って欲しい。
書いたら少しスッキリした。ありがとう。
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小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください
ななしさん
ポップ作りが苦ではなく、勉強の一環であるとして正当化できるからどの口が言ったのではないかと思います。それなら次回からも、頼んでもウィンウィンくらいに思っているのかもしれません。
※要するに、その方々は軽めの自己中なので、私で有れば蒸発案件です。
そういえば恥じ恋では、「善意の搾取」とヒロインが町内会の人たちからボランティアを頼まれたときに言っていたのを覚えています。
やはり、そこは小瓶主様が対価を望むか、「描きたくない」と発言し、自分がある程度納得できるようにお話をしてみるのが良いのではないかと思います。
ただ、その方とのコネが後々生きてくる可能性があるかを定めた上での、関係作りが良いかとも思います。小瓶主様が納得できれば、コネも一種の対価だと思いますし..
上から色々申させて頂きましたが、私であればその方々とは仲良くはしたいとは思いません。
頑張ってください。
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