おかあさん。
ってつぶやくと、ほんの少しだけ息ができるような気がする。
わたしのおかあさんは、まだ生きてるみたいだけれど、捨てられてしまってから連絡はとれていない。
わたしが今くるしい時に呼んでいるのは実際のおかあさんじゃなくって、架空のおかあさん。
返事なんてないのわかってるけれど、くるしいと「おかあさん」ってつぶやいてしまう。
もう、わたしには子どもがいて、わたしがおかあさんになっているのに、いつまでもおかあさんが恋しい。
今、すごく苦しいの。
不安に押しつぶされて、やらなくちゃいけないこともがんばれなくて、もう3日も食べられないし眠れない。
子どもを愛しているのに、抱きしめて思うのはこの瞬間に世界が終わればいいのにってこと、、、
わたし、もう、こわれてる?
朝起きると、どうして生きて目が覚めてしまったのかとガッカリするの。
おかあさん。
おかあさん。
おかあさん。
おかあさんにいつか届きますように。