産みたくない。もうすぐ臨月。風邪の症状で、里帰り先の病院で話も出来てない。二人目なんていらなかったんだと思い始める。苦しいし、何があるのかわからない

返信が遅くなりすみません。
何回も何回もお返事読み返してます。勝手に涙が出てきます。ありがとうございます。

今は産後になり、自宅に帰れる日を数えて過ごしてます。
お返事をくださって、ここでこんなに救われるとは思ってませんでした。
本当に、ありがとうございます。

ああ、小瓶を流して下さってよかった…！
って、あなたにとってはちっともよくない状況が相変わらずなんですよね、すみません。

どうなさってるかなって、思ってたんです。

お母さん、かなり激しいタイプの毒親なんですね。
「恩着せがましい」も併発していると、一緒にいるのは相当耐え難くなるかもしれません。
手作りのご飯がいいなんて、付随している思い出が楽しく温かいものである時に限られますし。
お父さんにも、子どもの頃に愛着やいい思い出がなければ、今はただの知らないおっさんと化しているでしょうし。

ご姉妹の方、平気そうに見えるのは、気質とかもあるでしょうけど、ある意味お母さんに同化することや、きょうだいの誰かがスケープゴートになっていることで乗り切れていた場合もあります。
今なら案外、特に昔のお母さんは子どもに対して酷かったということで理解し合えるかもしれませんが、自分に都合よく脚色された記憶にしがみついていることもあるので、話を切り出すなら慎重に、共通して覚えているエピソードにどんな見解を持っているか、少しずつ確認して行ってからの方がいいかもしれません。

毒親の毒は、大抵生活全般に及びますけど、食事にまつわることに影響するのは、本当にしんどいですよね。
「命をくれてありがとう」とはとてもじゃないけど素直に言えはしない相手に、それこそ飢えの苦痛を質にとられて命そのものを牛耳られ、感謝まで強要されて来た長い時間も、オーバーラップしてしまいがちですし。
母乳が気持ち悪いのも、そのことに関係があるかもしれません。
今は、母乳にこだわる必要なんてありませんけどね。
それより、あなたの苦痛を少しでも軽減できるかどうかの方が大事です。

でも、実家だと、フラッシュバックや、そこまで行かなくてもどんどん浮かんでくる記憶に、現在のご両親がさらにそこへ上乗せして来る感じできついでしょうね…。

タイミング的にはかなり最悪ですけど、その過程は本来、回復には不可欠でもあるので、あなたの体調が万全だったり、うつには陥っていても完全に味方になってくれる人がいれば、必ずしも否定的な出来事とも言い切れない面はあります。
もし可能なら、今できることは、あなたにとってとても苦痛だった体験を思い出し、過去のものと現在にも影響を与えているものを整理したり、他人、特に加害者である親がどう言おうと、とにかく本当に酷い目に遭ったのだということを明確にし、それでも生き延びて来られたご自分を、できればねぎらいの気持ちで眺められるようになることかもしれません。

小学5年生のあなたが、ドリンクバーの使い方を知らなかったことで何か辛い思いをしたのだとしたら、とても胸が痛みます。
カラオケとか、ごく当たり前の楽しみも阻害されてしまうなんて、本当に生きづらかったでしょうね。
お金って、お小遣いも普通にもらえていなかったのでしょうか…。

そういう、昔の傷口が、今もたくさん、手当を待っている状態なのだと思います。
手当てと言っても、昔のあなたが言葉にできなかった思いを丁寧に拾って行くことが中心ですし、するとしてもかなり辛い作業なので、少しずつ進めるしかありませんけれど。

私は、本当に苦しかった時、アリス・ミラーというスイスの元精神分析家で、子どもの虐待について、虐待された側の味方になることの重要性を説いた本を何冊も著した方の本に出会い、かなり救われました。
今のように「毒親」なんて、おおっぴらに言える時代でもありませんでしたし。

今は、玉石混交とは言え、ネットでかなりの情報を拾えます。
あなたの支えになる、あなたの味方だとあなたが思えるような誰かのメッセージを、探しておいてもいいかもしれません。

本当にどうしようもなくなったら、飛び出してしまうことだって、絶対ダメではないと思います。

だけど、できることなら、あなたが心置きなく外食を楽しんだり、他にも何かあなたの幸せや満足に繋がることをのびのびとできる日を、極力無事に迎えて頂きたいとも思います。
今はそれどころではないかもしれませんけれど、大人のあなたには、昔のあなたのささやかな望みの大半は楽に叶えられる潜在能力がありますから。

またもや、前にも増して長々と、失礼しました。
毒親育ちの方には勝手に同胞意識を持ってしまう人間の勝手な言い草ですので、お気に障ったら申し訳ないです。

だけど、もしそれを許して下さるなら、私はあなたがどんな選択をなさっても、お子さん達でも、ましてやご両親でもなく、必要な時はいつでもあなたの味方ですし、これも必要なら、どんな弁護だってやってのけるでしょう。
そのくらい、対毒親戦の孤立無援感がどんなものか、身をもって知っているからです。