中学受験の頃からだろうか
慢性的に「死にたい」という思いに取り憑かれるようになった
丁度その頃ネットに触れ始めて「自殺」という存在を知ったからかもしれない
それまではテレビの中の出来事でしかなくて、単語としてしか知らなかったから
いじめに遭えば、それを言い訳にして死ねると思った
元からただの陰キャだったし、クラスカースト上位の男子に嫌がらせを受けるように振る舞うのは容易かった
でも1人で死ぬのが怖くて、死にたいと言っていた先輩を誘って屋上か、3階の窓から飛び降りようと言った
先輩は了承して、放課後になった
でも結局やらなかった。翌日3年の卒業式だったから可哀想だって
怖かったんだろうなと思った
先輩とのやり取りのLINEを母親に勝手に見られて泣かれた
正直面倒だった
母親は嫌がらせのせいだと思ってたけど、死にたい要因は母親もあった
中2になって好きな物が出来た
それを生き甲斐にしてた
小学校の頃に付き合い初めて中学変わって連絡手段無くなって音信不通になってた恋人と別れた
でもそのすぐ後に恋人ができた
中3になって好きな物が生き甲斐としての魅力を失った
好きは好きだったけど
好きな物が出来た分コミュ障極めて、それ以外で何の話をしたら良いのか分からなくなってた
卒業近く、なんか変な噂が流れ始めた
とある男子に私が告られて、その時に渡されたラブレターを破り捨て「そのまま死ねばいいのに」って言ったらしい
笑っちゃったんだけど、その男子ってのが1年の頃に嫌がらせしてきてたうちの片方でさ
その時私恋人いて、その恋人からこの話聞いたから笑えたけど違ったら笑えなかったかもしれない
生きてたくない死にたいって思ってる人間が今を楽しく生きてる人に死ねなんて言わないよ
それ理由に死んでやろうとも思ったけど、なんかあまりにも馬鹿馬鹿しくて、止めちゃった
高校になって、恋人と別れた
いつかの小瓶で流したけど、ちょっと重すぎたんだ
でも、今になって思う
どんなに重くても彼はこんな私のこと愛してくれていた
それがどれほど凄いことなのか
もっと愛してるって、言えばよかったな
愛しかった。愛していた
私のことを大切に想ってくれる貴方が
それを壊したのは私。壊し始めたのも、終わらせたのも
ごめんね、ありがとう、愛してた
貴女のお陰で「死にたい」って気持ちを隠せてたの
好きだった
ごめんなさい
また一緒になれたなら、なんて考えても
私は卑しい人間だから、貴方の綺麗じゃ無いところを受け入れられないと思う
綺麗な所だけ見て一緒になりたいと焦がれる今が、1番幸せなのかもしれない
ありがとう
こんな私を愛してくれて
私に生きる力をくれて