ふつうの人はインスタントな希死念慮を抱いて眠ることはしないのだと思い知った
我が身をかわいそがって、可愛いそがって、
そんなこと、義務教育じゃ教えてくれやしなかった
ニキビが青春の証だなんてほざく大人は消えちゃえばいい
枕に顔を埋めて、古典の授業で当てられた時よりも、嫌いなあの子と無理していったカラオケの時よりも、
きっと良くなると信じてる
ちょうどさっき自分を喪って来たところ
喪主はわたし
他人に勝手にカテゴライズされた取り柄を、
2極化されることに慣れてしまって泣きそうだ
あんたは自分に見舞う不幸が何よりもいとおしいんでしょう
かかとを履きつぶした靴みたいにみっともなくて、生き汚い
うらやましい
わたし あなたがよかったな