消えないコンプレックスとの向き合い方。某企業で働いてる3年目社員です。一応有名メーカーで、働いてる環境に文句はありません

某企業で働いてる3年目社員です。

一応有名メーカーで、働いてる環境に文句はありませんし、恵まれた環境には感謝しています。

ですが私には根深いコンプレックスがあります。

高校は地元1番の進学校でした。
中学は勉強を猛烈に頑張って、どうにか入れた高校でした。

ですが、高校の方針が合わず。
じっくりコツコツと詰めていくのが私のスタイはであり、悪く言えば飲み込みの遅いタイプでした。

しかし高校の方針は、2年間で3年分のカリキュラムを終わらせ、残り1年は受験勉強に充てる、というものでした。

私は落ちこぼれるまではいかないものの、ついていけず、下から数えた方が早いことも多々あり。

しかも、高校の洗脳？教育まがいの教えの影響で、帝国大学入学がゴール、と思い込んでしまい…

無理をし、見事撃沈。。
滑り止めの私立も受けていませんでした。

結局、浪人をする気にならずに地元国立。
入ってから仮面浪人で転入してやる、くらいの気持ちでした。
入る前から辞める気しかありませんでした。

大学入学後、変なプライドもあって、
本来ここにいるべきではない、みたいな気持ちにも支配され、

あまり周りと仲良くなりたい、と思わずに
とにかく夢中になれるものを探しました。

それが、英語、留学、そして研究室への早期配属でした。

そこから院も含め6年間、真面目すぎる大学生活を送りました。

なんだかんだで、教授や友人にも恵まれ、結局、望んでいたはずの転入はしませんでした。

みんなが楽しい大学生活を送るのを尻目に、
私とは関係ない、と思いながら休日、図書館や研究室に通っていました。

当時は変な優越感に浸っていたのでしょう。
そして、周りとは違うのだと言い聞かせなければ、やっていけなかったのかもしれません。

なんとも地味な学生時代でした。。。

彼氏なんて、できませんでした。

というより、サークルにも入っておらず、バイトもそこそこで、出会いみたいなものすら無かったように感じます。

どこかで気にしつつも、あまり気には留めていなかったように思います。

そして就活を経て社会人に。

やっとの思いで、初めての彼氏ができたものの、一年の付き合いの末、うまくいかず、別れそうです。
初めての彼氏で、本当に大好きだったので、あまりの辛さに悩みそうでした。

身内や信頼できる友人に相談すると、親身になって聞いてくれますが、

時折出てくるフレーズや、意見から感じるのは、

本来、学生時代にある程度の恋愛経験を積んでおくべきだった、ということ。

学生の頃に色々な人と出会い、そしてお付き合いを通して、何を大事にすべきかを学んでおくのが普通であった、ということ。

真面目に頑張っていたからいまがあるけれど、

ようやく手に入れた恋愛も、消えそうで。
社会人の恋愛は、年齢のこともあるし、やはり結婚ありきの現実的なものになってしまう。

年上の彼氏は私が5人目という。
だから、いろんな人との恋愛を楽しんできたので(もちろん、辛いこともあったでしょうが)、
どこかで、よく言えばある程度大人の付き合い、悪く言えば、冷めた関係を望んでいる雰囲気。

私としては、ようやく出会えた遅咲きの恋愛。もっと、純粋にワクワクして楽しみたいのに。

…今思うこと。

学生の頃、もっと学生らしいことをしておけばよかった。

真面目に勤勉に頑張ることに、意味を見出していたけれど、
そしてそれは良かったとは思うけれども、

もしかしたら、それはどこかで、純粋に今を楽しむ、ことから逃げていたのかもしれない。

大学で挫折したから、妥協して入った環境で楽しむことを、負けと思って長いこと拗ねていたのかもしれない。。

どんなに頑張っても、学生の頃の学生らしい若い恋愛は、その時にしか出来なかった。

それを、私は失ってしまったのだ、と

今になって感じる。

恋愛経験がその人の価値を決めるものではないけれど、

周りの多くの人が経てきた、その経験を
出来なかったことへの後悔やコンプレックスが、

いまの社会人恋愛をしてきた彼氏との破局の場を迎えて

再燃している。

過去には戻れないけど、

失ったものの大きさを今更実感してしまう。。