夢、希望、期待、そんなものを持って高校へ入学し、あっという間に1年。
中学時代は、優等生というラベルが貼られ、苦しい時もあったけれど、周りからの黄色い声で自分はなんでも出来て、凄いやつなんだと思っていた。
でも、やっぱり世界は広かった。
地方の進学校と言えども、僕より凄いやつなんていっぱいいる。
わかってたことだけど、やっぱり辛かった。
それに気づいてからは速かった。
自分が劣って見えないように、友だちはなるべく大人しそうな子とつるんだ。女子でいられるように、努力した。勉強も受験期よりも頑張った。
何もかえってこなかった。ネットに逃げ、自分を傷つける行為を知った。
やめられなくなった。理由もわからず、傷付けた。頑張らないと、僕は頑張っているふりをして逃げてるだけなんだって。
そんなこと、頭で理解してるのに。
誰か助けて。誰かに愛されたい。あの日に戻りたい。1からやり直したい。
僕は僕が大嫌い。