まわりの環境が
あまりにも大変だったり、
苦しそうだったり、
悲惨だったりすると、
恐ろしいことに、それに慣れてきてしまう。
さも、自分が経験したかのよに、
あなたはまだマシだよ。とか
あなたはまわりがどうなっているか分かっていない。とか
そんなに思い悩むことじゃないよ。とか
偉そうに批評してしまう。
それが年の功だとも思っていた。
そのくせ、自分に降りかかった不幸には、何の抵抗も出来ず潰れた。
自分の弱さ、脆さを自分が一番わかっていなかった。
それは、相手のことをわかってあげられなかった報いなのだろう。
反省したところで、もう潰れてしまったのだから、次に活かすこともできない。
来世では、優しさを履き違えない賢い人に生まれ変わりたい。
いや、やっぱりもう生まれ変わるのは勘弁してほしい。