上手い下手というものさしで物事を測ると
どこかに支障が生じてくる。比較の心は
陰を作る。ものさしを新しく作る必要が
ある。今日はここと向き合った。凄く
痛かった。あまりにもその価値観に慣れ
すぎていて、そこから視点を変えるのは
痛みを伴う。まだ痛い。リハビリの痛みは
こんな感じなのかもしれない。自分の心の
中にぼうっと灯りが灯って、心の中心に
名もなき草花を据える。ほっと笑顔になる
ような温かな感覚が多くの人に伝わる。
汚れていると思っていた自分の心は決して
そうではなかった。ものさしを変えるだけで
違う景色が見える。二択の間でグニャグニャ
になっていた心が一つになる。そして新しい
ものさしが中心になったら古いのはスパイス
として生きてくるんだと思う。少しずつ。
悪魔を飼っている。感謝をしない、自分の
都合しか考えない、他人に無関心、笑わない、
不満ばかり言う、関心を集めたい、可愛がら
れたいでもそのために取り繕うのは嫌、一言
で言うと我儘放題で甘えたい子供の自分。
他人の目を気にしていい人になったり
役に立たない自分の駄目さを責めるのは
疲れた。結局独りよがりで自分を抑えて
勝手に怒りを蓄積して爆発に至っている
というだけの話。これで周りに迷惑を
かけてしまったら予告なしの爆弾犯と
何ら変わりない。駆け引きできる精神を
持ち合わせていない分タチが悪い。幼児と
本当に一緒。少し前まで頑張って自分を
許せていた、上手く行っていたつもり
だったが、反動のようにちゃぶ台返しが
起こって現在心の中がグチャグチャだ。
また一からやり直し。作戦を練り直した
方がいいのかもしれない。上手く付き合って
行く方法を。今まで見ないように避けていた
のだから仕方ない。どうやら上からいかにも
美しい理想像を貼り付けてもすぐに荒れ果て
てしまう。障子は穴ぼこ、壁は落書きだらけ
になるように。子供が自分と同じ方向を
向いてくれるためにはどう接したら良い
だろう。どんなに忙しくてもうんうんと
話し相手になってあげたり、一緒に遊んで
あげたり、時には怒ったり。怒る時は理解
できなくても理由を説明してあげる。
四六時中一緒にいると辛くなるというのは
自分と向き合うのと似ているかもしれない。
数少ないけれど子供の頃抱きしめてくれた
のは嬉しかったな。恨んでるんでしょ。
怒ってるんでしょ。いい成績を取ることを
強要されて、できないことは時間がかかる
からと全部されてしまってできない自分に
少しだけ失望したこと。当時は気付かなかった
けどそう感じてたんだよね。今その感情を
じっくり味わえばいい。無力感や虚しさ。
本当は仮面を被らない自分で愛されたかった
のかもしれない。それ以上に、役に立って
喜ばせたかったのだろう。優しい子だね。
じゃあこれからは仮面を被ることを強制
しない、もう私の期待に応えなくていいよ。
見守るから不器用でもできなくても最後
までやりたいようにやりな。これからも
よろしくね。
ありがとう。