名前のない小瓶さんへ
自分のことが上手くいく人なんて、ほんの一握りです。私は貴方と同じ、その一握りから零れ落ちた人間です。
誰も、私に気付かない。誰も、私の声に反応してくれない。何をやっても、上手くいかない...。絶望という暗闇の中を、今日も手探りで這いずります。
死のうと思っても苦しいのは嫌だからと勇気が出ない。目の前をトラックが通り過ぎると、もう少し早く歩いていればと思ってしまう。もう思い切って胸を包丁で突き刺せたら。でも、やはりそんな勇気はどこにもなかった。
私が貴方と出会っていたなら、絶対に親友になれた筈です。ここまで共感できた文章は、これが初めてだから。
道具にするなんて、以ての外です。
私は女で貴方は男性なので、誤解を招かざるを得ませんが、私は今すぐにでも貴方に会って、抱き締めてあげたい。寧ろ、私が抱き締めて貰いたい。
疲れ切って襤褸襤褸の私と貴方で、互いを癒しあいたいです。
とにかく、貴方を道具として使う奴等な