誰のための人生なのか分からない。
母や父はお前のための人生だよって言うけど、
私の人生を決めてるのはあなたたちだよ。
美容専門学校のパンフレットが見つかって美容師になりたいって言った時、
ふざけるなって私の背中に飛び蹴りしてきたの覚えてるよ。
どこで育てかた間違えたのかね、
そんなこと言う子に育てた覚えないって言われたのも覚えてるよ。
あんたのためにこんだけお金かけてきて、
塾も通わせてしたのになんでそんな事言うのって言われたのも全部覚えてるよ。
子供ってね、
親の言葉に敏感だし、
1番傷つくんだよ。
友達にいじられた時より、
悪口言われた時より傷つくのよ。
嫌いになれたら傷つかないのかもしれないけど、
あんたは私の宝物やからって一言で、
嬉しいなって思うくらいには好きなんだよ。
成績も悪くて、
常に部屋も綺麗にできなくてごめんね。
母の希望に添えるように今の大学・学部に入ったけど、
結局期待に添えなくてごめんね。
学費とか生活費とかかかって、
生きてても迷惑だよね。
分かってるんだけどね。
死ぬのも怖いんだよね。
こんな子供でごめんね。
こんな出来損ないの子供から言われて嬉しいか分からないけど、
やっぱり大好きだよ。
ごめんね。