貴方にお返事をさせてください。
拙い文章ですが拾った小瓶にお返事を入れて海へ流します。
生きることに拘ること
つまり
生きることに執着することというのは
「生きて何かをしたい」
「生きて何かを得たい」
からなのかもしれない
もしくは
「使命感から生きたい」
「特にないけれど生きている」
のかもしれない
それは人それぞれだけれど
生きることに拘る必要性をどの程度感じるのかも
人それぞれ
貴方に「生きて」という権利も
「死なないで」という権利も
「死んでいい」と許可する権利も
「生きなければならない」と命令する権利もない
“だってもうこんなに生きてきた”
その言葉に
「世の中には10代まで生きられない人が、20代まで生きられない人がいる」
と諭す人もいて
「嘆くように生きているあなたの今日は、昨日死んだ人が切なに生きたいと願った明日だ」
と言う人もいる
確かにそれは間違いではないけれど、そんな言葉より
“こんなに生きてきたって言えるほど、貴方が生きてこられて良かった”
そう伝えたい
少し嬉しかったことや
少し笑顔になれた日が
これまで生きてきた中で一度もなかったなら
この言葉は届かないけれど
貴方が生まれてきたのが間違いだったのかどうかは
そうだ、ともそうでない、とも言えない
他人というのは
人が今心から欲している言葉を必ずしもかけてあげられるわけではないから
「無力」の言葉に尽きる
それでも貴方の「ごめんなさい」と「ありがとう」は
確かに誰かの心に届いたと思います
この小瓶が少しでも貴方の支えになりますように
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