文面から、あなたはお母様を大切に思っておられ、そのために、かなりお母様の価値基準に振り回されているようにお見受けします。そしてさらに言えば、お母様からの承認を求めているように思います。
価値基準が全く同じ人って、いないと思うんです。誰かがダメだと思っても、どこかの誰かは良いと思うかもしれない。
あなたは本当に優しく、自分をちゃんと律しようと頑張ってこられた人だと思います。これはすごいことです。誰にでもできることじゃありません。自分の至らなさを、誰かに当たって発散させてしまう方が簡単です。それをしなかったあなたは、十分できた人間です。
でもあなたは今、ダメな自分を、あなた自身が許せないのだと思います。
こんなダメな自分なんていなければよかった、と考え至る時が、私は一番つらいです。しかしそれは、私が勝手に、ダメだというレッテルを私に貼ってるんですね。
自分を許すことって、難しいです。誰かから肯定され、許される方が、余程簡単で、わかりやすいです。
なので、人はみんな、"ふつう"という、見えない怪物に、苦しめられたりするのです。
この世には完璧な人もいないし、"ふつう"の人もいません。みんな、多少は凸凹して、何かを抱え、自分の愚かさに辟易しながら生きています。
ダメなところがあってもいいんです。それが人間です。大事なのは、あなたがどうしたいのか、あなたがどう思うのか。
あなたが「私はこれでいいんだ。」と思った事をどうこうする権利は、誰にもありません。それは、お母様も同じです。
あなたが良いと思うように、生きていけばいいんです。あなたの人生ですから。
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