自分の性格の悪さにウンザリ。私は性格が悪い。間違いなく悪い。自分が1番よくわかっている。まず人の悪意に敏感なこと。例えば女同士の

私は性格が悪い。
間違いなく、悪い。
自分が1番よくわかっている。

まず、人の悪意に敏感なこと。

例えば女同士のマウンティングによくある、善意にカモフラージュした悪意、
こういうの、すぐ気付く。
もちろん、気付いていないフリしてるけど。
職場でコトを荒立てるのは、
仕事がやりにくくなって面倒だから。

その後で、盛大に落ち込む。
悪意をぶつけられたからじゃない。
その『悪意に秒で気付く自分』に。

『人の悪いところがわかるのは、自分にも同じところがあるからだ』

と、どこかで聞いたことがある。
本当、そうだと思う。
人のささいな悪意、嫌味、嫉妬といったものにすぐ気付いてしまう私の中身は、きっとドロドロに汚れているのだろう。
川の底に沈殿したヘドロのように。


それから、＂勧善懲悪＂を望むところ。

『悪者』は必ず報いを受けて欲しいと思ってしまう。
犯罪者はもちろん、
交通ルールを守らない自転車乗り、
道にゴミをポイ捨てする学生、
歩きタバコをしてる奴、
駅でぶつかってきて
睨んで舌打ちしたオッサン、
私を優越感を感じる道具だとでも
思っているかのような上司、
自分のミスを人になすりつける同僚。

そんな人達に、
いちいち腹を立ててしまう。

みんな、痛い目を見ればいい。
死までは望まないまでも、
『二度とその行為ができなくなる』ような事になればいいと思ってしまう。

我ながら、私は一体何様だ、と思う。
潔癖で、狭量で、傲慢で、器が極小。
私が勝手に『悪者』と決めつけて、
一方的に罵り(心の中で)不幸を願う。
たまたま悪い面が見えただけで、
とても良い面を持っているかもしれないのに。
受け流す余裕も優しさもない。


･･･なんて、挙げればキリがない。

なんでも育ちのせいにしたくはないけれど、やっぱり家庭環境が大きな要因かな、と思う。

親兄姉や親戚、
周りの大人の顔色を常に気にして、
空気を読まなければ生きていけなかった。
酷いことをされても
やり返すこともできず、
布団の中で泣きながら
ソイツが不幸になるところを
想像して溜飲を下げていた。
『バチが当たればいい』は、
心を鎮めるおまじないだった。

それが、今も続いているのかもしれない。

でも、本当は性格が良い人になりたい。

悪意に気付かず、
ぶつけられてもニコニコとスルー。
意地悪を言った相手も、
いつの間にか味方にしてしまう。

いつも優しく、周りの人間を
自然に気遣うことができる。

芯が強く、メンタルも強く、
自分がしたいこと･正しいと
思ったことに一途。

人を素直に信じることができる。

『いつか自分から離れていくんだろう』なんて不安になり、それが怖くて最初から心の扉を閉めたりしない。

そして、こんな風に
いちいちウジウジ悩まない。

よく漫画の主人公や
ヒロインにいるタイプ。
素直で真っ直ぐ系か、
飄々としていて自分軸がある系。

そういう人になりたい。
変わりたい。
どうしたら変われるの。

もう自分にウンザリするのは辛いよ。