私は大学卒業後、大学の専攻とも違う、自分の趣味や特技とも関係ない、全然詳しくない業界に就職しました。
なぜかは、実は自分でもよくわかりません。採用担当の人がとても良い人だったのだけど、普通それだけで決めないですよね。でも当時の私は「あ、ここだ。ここにしよう」と思ったのです。
そこで好きな人に会って、職場結婚をしました。「あの時この会社に入ったのは、この人に会う為だったんだな」と思いました。
今はその人の存在自体が、私の生きる意味です。
もちろん、出会いなんて何の科学的根拠もない、ただの偶然だってわかっています。
でも、生きる意味って、そういう偶然の出会いから生まれるものだと思うんです。
毎日生まれる幾千もの偶然の出会いのうち、人生を変えるものだけが運命と呼ばれるのなら、たくさんの偶然に出会う人の方が、運命に出会える確率は当然高い。
だから「何でも経験しろ」と言われるのだと思います。
何が自分の人生を変えるかわからないのだから、とにかくどこかに行く、何かを見る、をたくさんやってみろってこと。
何かピンと来るものを見逃さないように、てこと。
主さんの生きる意味は、これから主さんが出会うものでわかると思います。
人でもモノでも、何かに出会ったら、よーく見て、出来るだけ楽しもうとしてみてはどうでしょう。それが何十年か後、あなたの人生を支えるものになっているかもしれないから。