面白そうに笑うあなたが好きです。
話しかけたいけど、気持ちが悟られないように、必要最低限しか話しかけないようにしているのです。
好き避けなんでしょうね。
いい歳になって、感情もコントロールできず、気持ちをどうして良いのか分からないのです。
だから、用事が出来ると嬉しいのです。
あなたに話しかけるチャンスが出来たと喜んでいるのです。
でも、しつこくならないように。
目立たないように。
用事を済ませて去ろうとする私に、どうしてあなたは甘いんでしょうかね。
少しでも話せると嬉しいから。
あなたが声をかけて、引き止めてくれるのが嬉しいのです。
そばにもう少しいれる理由ができたから。
ありがたく、そばにちょこんと座っているのです。
5分でも10分でもいい。あなたの邪魔にならず側にいたい。
いたずらっ子のように、書類を眺めて、質問してくるあなたが愛おしい。
何で?いつもと違うよね?
どうしてこんな書き方なの?
ちょっと楽しそうに、子供の小さないたずらを見つけた先生のように、ニコニコしながら面白そうに質問してくるあなたが愛おしい。
本当はたくさん話したいのです。
時間が許せばどれだけでも。
でも目立ちたくはないから、そばにいると私はきっと嬉しそうにしてしまう。気持ちは誰にも知られたくない。
そしてあなたの休み時間も、仕事の邪魔もしたくは無いのです。
こんなに好きなら、あなたときちんと恋愛出来るように出会いたかった。
恋は実らなかったかもしれない。
でもきちんと告白して振られたかった。そう何度も泣いたこともあります。
対等に出会いたかった。
出会って好きになって、告白して振られたかった。
振られなかったら、会社の外で、あなたと時間を過ごす選択肢もあったのでしょうか?
すべては単なる妄想です。
私には今の状態でしか出会え無いのですから。
見つめすぎないようにしています。
本当は嬉しいのです。
あなたが視界にいると。
本当はもっと触れたいのです。
はしたないですが、あなたの手に触れたいのです。あなたの柔らかそうな髪に触れたいのです。
そんな風に誰かに恋焦がれたことがないのです。
もっと勉強して、この歳で悩まないように、経験を多く積んで置くべきだったのでしょうか。
楽しそうに、笑うあなたが好きです。
私をからかうように、話題を振るあなたが好きです。
真剣に画面を見つめ、仕事をするあなた好きです。
私の提案を面白そうに、少年のように笑うあなたが好きです。
私が、あなたがする大半のことに怒らないことを知っていて、ちょっと甘えたようにお願い事をするあなたが好きです。
私にもっていない、おおらかさと、心の余裕があるあなたが好きです。
地位も立場も名誉も、そんなものどうでもいいと飄々とするあなたが好きです。
私の悩みを、気にしなくて良いんじゃない、そんなに気張らなくても大丈夫だよ、と軽く受け流せるように諭してくれるあなたが好きです。
妄想です。
寝る前にたまに思うのです。
私は、あなたのそばにいれる飼い猫だったら良かった。
あなたに馴れ、あなたの帰りを待ち、あなたのそばにくつろぎ、あなたの側に寝れる、愛情を受け何の不安もなくただ側にいれる猫なら良かった。
年を取り、あなたの腕の中で眠って逝ける猫なら良かった。
愚かな妄想だと思います。
たまに泡になってこの感情と消えていきたいことがあるのです。
理性的で知性的な私だけがこの世に残り、あなたに恋焦がれる愚かな感情と共に消えてしまいたいと願うことがあります。
そうして寝て起きて、またあなたに会いたいと繰り返しているのです。
苦しいが、その代わりに、毎日が愛おしい。今日はまた会えるだろうか。あなたは元気に普段通りにデスクに座っているだろうかと。
いつの日か、今を懐かしみ、大切に思い出す日が来るのでしょうか。
誰でも無料でお返事をすることが出来ます。
お返事がもらえると小瓶主さんはすごくうれしいと思います
▶ お返事の注意事項