この小瓶は、岸辺に届かないかもしれない。
もしだめだったら、容赦なく削除してもらって構いません。
とある楽器のサークルに入った。
その楽器の初心者でも教えてくれるという。
会費があまりに安価で驚いた。一番にその破格の安さにひかれた。
(安い話には裏があるのだが)
自分は音楽の経験があり、楽譜も読めた。
今度はその新しく習う楽器でクラシックや映画音楽を演奏することを楽しみにしていた。
しかし。
そのサークルで演奏するのはいつも同じ二組のJ-POPアーティストの曲ばかり。
二組とも私は知らなかったし、歌詞も説教臭く、癒されるでしょ?ドヤ?という風な、感動の押し売りといった調子だった。
しかも、講師の先生も滅多に来ず、殆ど独学でマスターしていく感じであった。
思っていたのとは大分違うな…と、後悔した。
その練習曲、課題曲、アーティストには全く興味がわかなかったが、やったこと無い楽器とはいえ、またメロディやハーモニーを奏でられることが、楽しかった。
そして、その楽器サークルの発表会。
会場にはお客さんが集まった。
サークルのメンバー達男女は、舞台袖で、自分達の音楽で人々を勇気づける!いくぜ!オー!と意気込んでいた。
私は、(こんなに下手で音痴で、見た目も冴えない我々なのに、人を勇気づけるなんて、おこがましいなあ)と一人で冷めて呆れていた。
発表会のあと、お客さん以外に、会場のそとに○安のお巡りさんも集まっていたとメンバーから知らされた。
何故お巡りさんが?
じつは、その音楽のサークルは、とある政○員で構成されたサークルで、講師の先生も、サークルの皆も○党員だったのだ。
なにか怪しい決起集会でもしているとおもわれたのだろうか。
自分も一員だとおもわれてしまっただろうか!
もしかしたらプログラムに自分の名前が載ってたっけ!?
嫌な汗が滲んだ。
すべて終わったあとで、じつはお巡りさんが出口で警戒していたことを知らされて…そして私をサークルに誘ってくれた人から、
「終わってからこの事を告げたんだけど…大丈夫?気にしてない?」とこちらの気持ちを伺うように言われた。
大丈夫もなにも、
なんだか、はめられたような裏切られたような気持ちになった。
社会的に傷がついたような気がした。
やり方に腹が立った。
自分が馬鹿みたいだ。
皆がおずおずと、しかもヌメヌメと、いいこぶって、獲物である自分を狙っているのを感じた。
そして、
貴方も本当に「仲間」にならないかと勧誘された。
勿論断固断った。そして、音楽サークルもさっさと辞めた。
それ以来、キッパリと連絡を絶っている。
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