数年前、別人格さんがいらっしゃる方がまだほとんど居なくて、複数アカウントに対して運営さんが言及されるようになるほんの少しだけ前のこと、私にはもうひとつの名前がありました
運営さんが注意喚起されてからは全く使わなくなったけれど
そもそもあちらでは余程のことがない限り、小瓶を流さないようにしていました
当時の僕にとって小瓶というものは自分の醜い感情を吐き出す場でしかなくって、
そんなものを流していながら同じ名前で誰かに心底寄り添ったお返事がしたいだなんて、なんて都合の良い……
そう思っていたからです
お返事と小瓶どちらかをすべて匿名にすれば良い話では、と思われるかもしれないのですが
当時は僕も幼かったので(今もですが)、名前を覚えられてみたかった、いわゆる承認欲求に似たものが心の奥底に渦巻いていたとでも言いましょうか
小瓶は小瓶で、お返事はお返事として別々にひそやかに自己主張がしたかった
というか、寂しかったんです
矛盾した言葉を吐くと、匿名の中で人間関係が欲しかった
僕の顔や名前、リアルでの性格、能力、そんなものすべてを知られないままで築ける関係に飢えていたんです
ここをしばらく離れている間に同じように離れていった人も多く、そこから新たに関係を築こうとはもう思わなくなっていましたし
今ではもうその点はあまり気にならなくなりました
もしも、当時の僕を知っている方がいらっしゃったらですが……僕の、あの勢いに任せて書いた小瓶たちは酷いものでした
こちらの名前でさせていただいたお返事にも酷いものがたまにありました
今ではだいぶ消して非公開にして、フォローしていた方々の名前の半分くらいにも覚えがなくなるくらいの時間が経って、あの時よりは落ち着いた自分になれたのではないかと思います
っていうか思いたい笑
少し逸れてしまったので本題に戻すと、
今では決して褒められた行為ではなかったと分かりますが、もうひとつの名前、たった3ヶ月ほどしか使わずに終わったあの名前、
あれが今の僕には考えもつかないほど他人に寄り添えていて(あくまで比較的とは言え)、
時折今の自分にもほんの少し響くような言葉をいくつか置いていて、
少しだけ微笑ましくなりました
こちらではどろどろした感情をただ吐き捨てていただけの僕が、
あちらでは精一杯足掻いて綺麗な心を持とうとしていたのですから
それがどうしようもなく不器用で人間らしい
特に主張したかったことはありませんが、
なんとなくこのふわふわ感に浸ったままおやすみなさいを言ってみたくて書きました
ここまでとりとめのない文章を読んでくださった方、ありがとうございます
おやすみなさい、良い夢を