先日、高校の頃からの友人が10何年ぶりに家に遊びに来てくれた。
彼女は社交的で愛想もよくて、職場で年上女性と接することが多いせいか、あしらいもつきあい方もうまい。
自分には出来ない芸当。
私の母親ともフランクに話し、温和な空気を出す。
私には絶対出来ない芸当。
もし彼女みたいな娘だったら、母親も喜んでくれたんだろうか?
そもそも私みたいな出来損ない娘、いらないよね…?
引きこもりだし、いい年なのにすねかじりだし、話してもたいして面白くないだろうし、全然優しくないし、親孝行のひとつも出来ていない。
こんな私、いなくなればいい…。
消えちゃえばいい…。
彼女が帰ってから今日まで、頭の中をこんなことばかりが支配する。
彼女には絶対言えない。
言ったら傷つけるし、もう会えなくなるかもしれない。
それは嫌。
彼女のことは嫌いではない。
悪いのは私で、彼女じゃない。
そもそも彼女じゃなくても、働いて自立している同性の友達だったら、誰であれ同じようなことを考えてしまう。
これは私の醜いコンプレックス。
それを出してはいけない。
書いていて涙が止まらない。
なんで涙が出るのか分からないけど…。
こんな自分が嫌い。
消えてしまいたい。