2年前までは本気で死のう、なんて考えたことなかった。
死にたい、とは言っていたけれど、それは辛い私に気づいてほしいだけだったり、疲れてなにもしたくなかったりしただけで。
未来に希望が持てていたし、今は辛くてもきっと成長できる、と自分に期待することが出来た。
でも、今はちょっと嫌なことがあるとすぐどん底に突き落とされる。
始めは心の隅にあった死にたい気持ちは、次第にどんどん膨らんでいった。
頭の中で数えきれないくらい、自分が死ぬ妄想をしてきた。
でも、怖くて一度も実行できていない。
この期におよんでまだ死ぬのが怖いのか。情けなくてばかばかしくなる。
今までは「死にたい私」が異常だと思っていた。
でも、死にたい気持ちを持ち続けていたら、いつしか、「元気な私」のほうがまぐれなんじゃないか、って思えてきた。
どんなに楽しい瞬間でも、本当の私は死にたいんじゃないかって。
楽しい瞬間は続かない。でも、生きている限り、不安と絶望は隣り合わせだ。
楽しい気分のときはなんでもできるような気がしてくる。なんとかなるって思える。単純に言うと、超楽観的になる。
不安でいるのも楽じゃないから、不安を見ないようにしているだけなんだけれどね。
こういう楽しい気分で開き直って現実逃避した後はたいてい痛い目を見る。
今もそうだ。なんであの時ちゃんとやらなかったんだって。
もう生きることに疲れてしまった。
どんどん無気力になって努力が出来なくなってきてなにも長続きしない。
勉強も。ダイエットも。なにもかも。
なにもうまくいかない。
何をしていても罪悪感を感じる。ずっと頭の中で誰かが私を責めてる。
わかってる。ただの甘えだって。人生経験足りないだけだって。
じゃあもういっそ、人生辞めちゃうのもよくない?
「死にたい私」が本物なら、唯一の私の願い、かなえてあげたい。
いい加減、楽になりたい。
ああ、もう「親不孝だ」「迷惑だ」なんていわないで。
そんなの私が一番わかっている。