独り言ですん。長いですので、
開封後は心してお召し上がりください。
夜と言ったら、最近はランニングだ。
…とか言いつつも、
続けてまだ二日目なのだが。
三日坊主にならないことを祈りつつ、
二度あることは三度あるぞ。
と突っ込みをいれる。
二日目のランニングは、
特に変わったこともなく、
汗臭いままで走って帰宅。
お風呂のサービスシーン。
と洒落込むわけだが、
大した内容でもないので却下。
これはランニング初日のことであった。
最初は夜の散歩程度に、
また眠れぬ夜の暇潰しに、
何となく。
ただなんとなく、
通常装備の眼鏡をコンタクトに変え、
不審者扱いされる刻に外出した。
12時を過ぎた夜は暗い。
いや、そうでなくとも十分に暗いが、
車も少なく外灯も切れ。
人間要素が少なくなったその世界は、
本来の夜に思えた。
コオロギや鈴虫の鳴き声が聞こえる。
心地良いのかはわからない。
だが、夜という引き立て役には、
もってこいだった。
何時も眼鏡を付けているせいか、
目が付着した異物に慣れてないようで。
ゴロゴロする。
これさえなければ良いのだが。
だが四角い枠組みの、
レンズ越しに見た世界よりは、
綺麗に見えた…のかもしれない。
「自分の眼で直に見れれば、
最高なんだけどな」
視力の低迷が悔やまれる。
などと考えている内に、
川土手に着いたのかもしれない。
いや、かもしれないというのは。
そこに行き着くまでには、
何もなかった様なものなのだ。
それだけ何も考えず、
ただ足を運んでいたのだ。
決して何を耽っていたか忘れた…
…等ということではない。
星が綺麗だった。
よく見ると星は、
電灯や証明などのように、
同じ色で光っているわけではなく。
白、赤、青、緑、紫…
といったように、
チカチカと色を変えている。
火蚊症だから…
まあ、それもあるかもしれないが……
黒き山々や、重い色をしながら、
ふわふわと漂う雲。
川や虫の囁く音。
目を凝らしてみれば、飛ぶコウモリ。
おっと、ハエが飛んでいる。
見なかったことにしよう。
何処からも繋がる言葉がないが、
走りたくなった。
いや、今思うとあの時は。
友と走りしあの青い中学を、
思い出したのかもしれない。
あの頃は体力なかったな。
筋力は平均以上な癖に。
あの頃よりも体力が、
著しく低下しているだろうが。
気力でなんとかなるのが、
夜のテンションである。
とにかく、走った。
まずはあの橋の掛かるとこまで。
直ぐに脇腹が痛くなるが、
足はまるで痛くない。
実はこの少し前にも、
川にいくまでの距離を走ったり、
ぜえぜえ歩いたりとしていたのだが、
筋力はそんなに衰えていないようだ。
その安心が自信となり、
あの時途中から歩いてしまった距離を、
確かに走りきった。
…なぜ距離を出さないのかは、
距離を知らないからである。
断じて割りと短かった何てことはない。
そして振り返り、来た道を再び走る。
先程よりも体が軽い。
筋肉が暖まったのだろうか。
しかし同時に、
脇腹がピークに達してもいた。
暫く歩いて、走って、
腕立てやらスクワットしたりして、
疲れたから帰ることにした。
鼻のなかに虫が入り込んできて、
そのまま飲み込んだという話は、
止めておこう。
…ケータイが持ちそうにない。
帰り際。
ここからが本編のようなものである。
ハハハハ、まだまだ続きますよ。
外に出る前、雨が降っていた。
アスファルトや田んぼ道を濡らし、
異様な、しかし懐かしいような臭いを、
鼻に残しながら歩いていた。
風呂上がりに走り、汗をかき。
おまけに雨上がりの夜と来た。
…当然すこぶる寒いわけである。
気化熱が奪われる体と地面。
走ったのが幸いか、
頭以外は割りと寒くはない。
いいや、寒いというより…
濡れたまま、冷たかった。
そんな中、
まだ湿りを残すアスファルトに、
一匹のコオロギがいた。
俺にとっては顔馴染みの、
エンマコオロギという、
ゴキブリ並に頭のテラテラした奴だ。
よく捕らえては、
砂場で遊んだものである。
…無邪気な俺は残酷ではあったが、
「遊び」によって弱らせたコオロギを、
篭に入れ、育てたりなんかもした。
心を抉るようなことを思い出しながら。
心を痛めながら、
眠くもなく暇なので 、
語りかけてみたりする。
眠いのか人間が恐ろしいのか、
逃げはしない。
ただじっと。たまに距離を取ったり、
距離を縮めながら、
語ってみた。
大きい体格からして雌だ。
もしかしたら、凄く邪魔で、
失礼なことをしている気がする。
子孫を残さねばならない彼らの邪魔を。
立ち上がり、礼とお詫びをする。
コオロギも何かを悟ったように、
道路の端へとテケテケ走っていった。
それを見届けずに黙って帰ろうとする、
が、なんとなく戻ってみたくなる。
十分。いや、
それより長い時間に思える感覚が過る。
まさかとは思うが、戻ってみる。
すると、移動はしたものの、
まだそこにコオロギは居たのだ。
また、しばらく語った。
どうでも良いことしょうもないこと。
どうして生きているのか聞いたりした。
首や触覚を傾げながらも、
返答らしいものはなかった。
ただ、聞く誰かが。
いて欲しかったのかもしれない。
また時は流れる。
そろそろ語ることも飽きてきたか。
それを察したかのように、
コオロギは会話を打ち切るかのように、
瞬時に、素早く。
流れのない用水路に飛び込んでいった。
多少名残惜しくもあった。
コオロギに詫びと礼を言って、
場を離れる。
…
……
やはりこうまでなると、
どうしても気になるものである。
今度は好奇心がなのか、体を動かした。
……
…
しかし、コオロギはいなかった。
やっぱりな、と溜め息を付きつつ、
眼前を凝らして見。
コオロギが居ないのを確認する。
俺からは見えないが、恐らく、
汚ならしくぎこちない笑みを、
頬に作りながら口から溢した。
「なんだよ。今度はカエルか」
俺はそのまま、
帰ることにするのだった。
おちまい。
蝶になりたい蛾
(この小瓶はノンフィクション+αです)
名前のない小瓶
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お返事3通
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お返事が届いています
何もかもがはっきり見える昼間より
夜、おぼろげに見える風景を夢の中のように散歩するほうが好き
(かっこよく言ったが、ただ人目につきたくないだけ)
公園でブランコをぎーこぎーこしながら星を見て
秋だから少し見えやすくなったな、とか考えながら眺める
まあ、走るといろいろ見えなくなるから気よつけて走ってね
なんか、素敵ですね。
情景が目に浮かんで、夜を散歩に出たくなりました。自然がたくさんあるようでとってもうらやましいです!
そろそろカマキリの卵が手に入る頃だよ。
ぜひ、自宅へ持って帰り机の中へ保管してくれたまえ。
冬場、暖房の効いたその部屋で何がおこるのか乞うご期待というのも
主さんの面白い語り口で頼む。だってサービスシーン今回カットだし。頼む笑わせてくれ~。
以下はまだお返事がない小瓶です。お返事をしてあげると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。
明日 、学校 行け って言われた 。まぁ 、明後日は授業参観で それ行け って言われるよりましだから 頑張るけど ... 、特別教室 (?) ちょっと きまづい
今日、あったことを吐かせてください。嬉しいことも嫌なこともあります!
お久しぶりです♡最近開けてなくて、小瓶流せなかったです💧今日は、久しぶりなので長文になりますがよかったら見てってください!!
長期休みとか連休のときに思ってしまうこと
全ての愛へ
休み明け、雨の勤務日はしんどい。なんかもう、すぐ死にたいなんて思うけど、これって逃避だな
結婚できませんでした。35歳になった女、振られちゃった
産まれてきたくは無かった。どうしても自分自身が憎くて仕方ない。もっと上手く生きられたら、もっと勉強が、仕事が出来たらと無い物ねだりを繰り返す。
38年生きたのは。
もう朝が来ちゃうんだ。夜が明けるのは早いね。今日は私なりに勉強がんばれた。なんか、寝るのが惜しくて。明日も学校かぁ…。行くの嫌だなぁ。
長文注意~現実は平和でも戦時中と言い難い程に今も昔も私達みたい少数派には生きづらい世の中です
終わりの始まり
みゃあ
本当に無理、もう嫌だ。どん底に落ちて、また復活しても結局どん底に落ち始めた。友達の気持ちはもう私には抱えきれない
なぜ人はひとを愛し、そして虐げるのか...