苦しいから、吐いた。
悲しいから、泣いた。
辛いから、耳をふさいだ。
怖いから、目を閉じた。
目を閉じたら、泣けなくなった。
怖くて。
怒られたくなくて目を閉じた。”泣かなかった”
そしたらいつの間にか
泣けなくなっていた
泣かないから、黒いものが内側にたまっていって、重く、苦しくなった。
耳をふさいでも、こちらを指さし笑う声は絶えなかった。
泣けるかもと思って開いた目の隙間から、こちらを指さし笑う人が見えてしまった。
勘違いかもしれない。思い込みかもしれない。
そう何度も言い聞かせた。
でもやっぱり本物だった。
あれ?
どうやって泣いてたっけ?
あぁ
苦しい。。。。