私は受験を控えている高校三年生です。
第一志望(独自日程)の試験は数日後、第二志望(国公立前期)の試験はあと1週間強になりました。
第一志望は、自分にとってまさにここだと思うところで、学びたいことがあって、地元から離れていて少し背伸びをしないと届かない大学ですが、ずっとそこに向かって勉強してきました。
でも、推薦入試と一般入試ですでに数回不合格を経験しました。落ちるたびに倍率もレベルも高い試験に挑戦することに不安を感じるようになりました。少し特殊な大学を目指しているので一般的な入試の対策もあまりしてきたことがなく、第二志望にも受からないのではないかと悲観的になってしまいます。
周りは推薦や私立入試でどんどん進路が決まっていく中、私は第三志望の私立の合格発表すら出ていない状態です。母は私が落ち続けることに最近不安を感じるようで、前期の対策もしなさいよ!と強い口調で言われる時もあります。もし第二志望の勉強だけに時間を割けるならそこは絶対に受かるのにと考えてしまう自分にも、指定校推薦で進路が決まった友達に無責任な言葉をかけられイラッとした自分にも嫌気がさします。日に日に友達の合格の知らせが増えていくSNSも、一般試験の不合格がわかった日に全て消しました。こんな調子で後期試験まで一ヶ月も耐えられるのか?浪人したらもっと苦しいのか?不安ばかりで泣きながら寝る日も、集中できない日もあります。
だけど、不合格がわかって泣きながら、ここで負けたら終わりだ、と強く思いました。手を抜いたらまだ残る可能性も全部消してしまうけど、諦めなければ、本当に行きたいところしか受けなかったことも、特殊な第一志望に向かって高校生活を捧げたことも、不合格を何度も経験したことも、自分の糧になるはずだと確信しました。
母にはあんたはポジティブすぎると苦笑されましたが…それでも浪人しても行きたいところに行けばいいと言ってくれ、先生は最後まで健闘を祈るとメールを送ってくださいました。塾で応援してくれる先生も一緒に最後まで頑張る友達もいます。不安な時は特に忘れてしまいますが、こんなに恵まれた環境にいること、大学受験ができていること自体に感謝し、自分は前を向かなけらばならないと気づくきっかけになりました。だから、もう少し諦めずに頑張ってみます。
小瓶を拾ってくれた方、ここまで長い文章を読んでくださりありがとうございます。不安を整理し、抱負を自分に言い聞かせるためにこの手紙を書きました。拙い文章ですが、最後まで頑張る受験生や、受験生を支えてくれる周りの方々にも届いたら嬉しいです。
合格の小瓶を流せることを願いながら、あと1ヶ月悔いなくやり切ります。