落ちこぼれな私に視線を向けて、優しさを分けてくださった方がいたので、恩返しの想いも込めて、私の近況を綴ろうと思います。
ここしばらく宛名のないメールを訪れていなかったのは、現実の生活が幸せだったからです。
2年生の夏くらいから友達が少しずつ増えて、すごく大切にしたいと思える友達ができました。
それでも、心の弱い私は、学校や塾、受験、進路のことでたくさん悩んで苦しんでいました。
先生の視線が怖かったし、塾でも落ちこぼれだって思われている気がしたし、進路も本当にこっちでいいのか不安だった。
3年生の夏、それまで目指していた進路から大きく方向転換して、受験に向けて努力しました。
学校でも、「先生にどう思われてもいいや」「嫌いな人にどう思われてもいいや」っていう考え方を、意識して少しずつ身につけていきました。
今の自分が持っている、あたたかい幸せに目を向けられるようになりました。
私のお母さんは私と真逆で、とても元気で明るくて、声の大きい人です。
お母さんの大きい声が、怒っているみたいでずっと怖かったけれど、今では怒っているわけじゃないとわかるようになりました。
お母さんの優しさに感謝できるようになりました。
お父さんも少し怖かったけれど、案外かわいい人でした。
私が優しくすると喜んでくれて、その姿がちょっと面白いです。
今は受験が終わって、自分がやってみたいことに色々と挑戦しています。
もしかしたら、この幸せも束の間のものかもしれない。
ずっとどん底にいた私は、そんなことを考えてしまいます。
実際、ここ最近もいいことばかりあったわけではありません。
今考えても胸が空っぽになるくらい、悲しいこともありました。
でもだからこそ、今の幸せを大事にしたい。
そんなことを思っています。
今年の目標は、「今に感謝して過ごす」こと。
今のところ、貫けています。